プルーン  シンクイムシ

2017.9.14
8月下旬?からプルーンの実が落ちるが目立つようになりました。 数日もすれば落ち着くかな?と思っていたのですが、その後も果実は落ち続けています。  多いときは1日に15~20個は落ちたのでしょうか。 8割は落ちてしまったようです。 品種はサンプルーン?、忘れてしまったのですが、収穫j時期は9月下旬~10月上旬です。 ので、このまま落ち続けると、ほとんどなくなってしまいそうです。 2017.9.14
果実を割ると、種の周りが黒くなっています。 これは害虫(幼虫)が出したフンです。 プルーンのタネを取り除くと1cm弱の赤みを帯びた白っぽい幼虫が1匹いました。 シンクイムシのようです。
2017.9.5
ネットで調べると、シンクイムシシと言ってもいろんな種類があるようで、その中でもナシヒメシンクイとモモシンクイガがリンゴやナシなど果樹類にとって重要害虫のようです。

シンクイムシ類 → https://www.agries-nagano.jp/pest/159.html

しかし、最近、スモモヒメシンクガという新しい種類が果実に被害を与えているようです

我家のプルーンの防除は、浸透性の殺虫剤を年4回(開花後5月、6月、7月、8月の各月の上中旬)で、今まではとりあえず収穫できてきました。 7月に入ると果実に水あめのような細い糸が垂れ下がっていることがあっても(これは、シンクイムシの成虫(ガ)が果実の表面に卵を産み付けて、それが羽化して幼虫が果実に潜り込もうとするときに出るそうです)、今年ほど果実が落ちることはなかったのです。 とりあえず月1回の農薬散布で効果があったのです。
ところが、今夏は例年通りの農薬散布をしたのですが、ほとんどの果実にシンクイムシが入ってしまいました。
原因が二つ考えられます。
一つは、今夏7月上中旬の異常高温です。 これによってシンクムシの発生サイクルが例年と異なり、今まで行ってき年4回の農薬散布では対応仕切れなかった、
二つ目は、上述した最近出てきたスモモヒメシンクガの可能性があることです。 このスモモヒメシンクガは今までの防除では対応できなくて、6月~9月まで10日間隔の防除が必要なようです。

→ すもものスモモヒメシンクイガに対応したシンクイムシの防除方法

もし、スモモヒメシンクガであった場合、生業でもないのに家庭菜園の1本のプルーンのために10日間隔で農薬を散布するのは、いささか手間がかかりすぎ、そこまでやる価値があるのか?ということになります。 それでいろいろと考えた結果、来年は、例年通り年4回の農薬散布と袋かけをすることにしました。 少し手間がかかりますが、これが一番確実なようです。

 

 

 

 

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