ツツジ類の冬芽(その2)

 

クロフネ2014.4.9
ゴヨウツツジ(シロヤシオ)
花芽は長さ1~1.3cmの長卵形。芽鱗は赤褐色出、ふちに細毛がある。(樹に咲く花)
キシツツジ
2014.3.29
ヤマツツジ
長さ1cmほどの卵形。越冬用の葉に囲まれ、芽鱗には褐色の伏した鱗片状の毛※1が密生する。(樹に咲く花)
※1:この写真では鱗片状の毛がはっきりしません。1本1本は太いようですが、うろこ状には見えないです。おそらくこのように見える毛のことを鱗片状の毛というのでしょう。“鱗片状の毛”と“鱗片毛”とは違うようです。
ゴヨウツツジ
2014.4.9
クロフネ
冬芽はらせん生である。頂芽は長卵形で、長さ8~13mある。芽鱗は灰褐色をし、縁は明褐色で、軟毛がはえ、7~10枚重なる。側芽はほとんど発達しない。(落葉広葉樹図譜)
リュウキュウツツジ
2014.4.9
リュウキュウツツジ
キシツツジとモチツツジの雑種といわれるが、キシツツジの変異の1型ともいわれている。(樹に咲く花)
ヤマツツジ
2014.4.9
キシツツジ
リュウキュウツツジ、キシツツジ両種とも、葉の表裏には毛が密生しています。
キシツツジ ワカサギ
2011.6.5
キシツツジ “ワカサギ”
リュウキュウツツジの花色は白ですが、このキシツツジ“ワカサギ”は紫色を帯びた白です。写真に比べて実際の色合いは、もう少し紫色を帯びているように思います。上品な色合いです。
後ろに写っている花は、右がヨドガワツツジ、左がリュウキュウツツジです。
キシツツジ ワカサギ
2011.6.5
キシツツジ “ワカサギ”

にほんブログ村 写真ブログ 植物・花写真へ
にほんブログ村

ツツジ類の冬芽(その2)」への4件のフィードバック

  1. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    初めまして、キシツツジの一種ワカサギに興味を持っている、千葉県在住のよしさんです。
    掲載されたワカサギ写真(2011.6.5)2点の撮影地と、この花がワカサギであると判断された根拠を教えてください。
    花の名ワカサギの語源と命名者(作出者)を御存じでしたら教えてください。
    どうぞよろしくお願いします。

  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    > 初めまして、キシツツジの一種ワカサギに興味を持っている、千葉県在住のよしさんです。
    > 掲載されたワカサギ写真(2011.6.5)2点の撮影地と、この花がワカサギであると判断された根拠を教えてください。
    > 花の名ワカサギの語源と命名者(作出者)を御存じでしたら教えてください。
    > どうぞよろしくお願いします。
    ご質問ありがとうございます。
    ワカサギの写真(2011.6.5)とありますが、私がブログを始めたのは2012年2月末ですので、もしかして、ブログを間違っていらっしゃるかも知れません。当ブログでもキシツツジ“ワカサギ”を掲載していますので、お答えします。
    ・撮影場所は森林総合研究所北海道支所の樹木展示圃です。その樹名版に書かれていました。
    ・ワカサギの語源と命名者については、申し訳ありませんがわかりません。園芸植物大辞典(1)に以下のような記述があります。
    “若鷺”といわれる園芸品種は極淡紫色の上品な花を咲かせ、江戸時代には“ひとしお”の名で呼ばれていた。
    ご存知だったかもしれませんが、参考になれば幸いです。

  3. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    ご多用中、さっそくご回答くださり、ありがとう御座いました。
    江戸時代の文献『花壇綱目』『錦繍枕』他を、もう一度調べてみます。[絵文字:e-122]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA