ヤドリギ(その2): 黄色い実

先週の土曜日(2月7日)に十五島公園に行ってきました。
人がほとんど入っていない真っ白な雪面を西洋かんじきで歩いていきます。 後ろを振り向くと、自分の歩いてきた足跡?かんじきの跡が一筋続いています。 かんじきで歩くのは少々重くて疲れますが、気分は最高です。
1-003ヤドリギ2015.2.7
周辺の樹木を見渡すとミズナラ、ハルニレ、イタヤカエデなど冬枯れの樹林が広がっています。 雪が降り始めた12月から変わらない景色です。 夏場はほとんど気づかないのですが、この時期目立つのは、ヤドリギです。
ヤドリギは、あっちこっち、いたるところどこでも、どんな樹でもついているのではなく、よく見ると、ある一定の条件みたいなものがあるようです。 それjは、背の高い樹で、しかも、周辺を幅広く見渡せる樹につくようです。 おそらく、鳥達が休憩を兼ねて、「これからどちらに行こうかな?」 とか、「たしか、あっちの方においしい木の実があるはずだ」 などと考える場所、中継基地のような場所(樹)につくようです。
1-002ヤドリギ2015.2.7
ヤドリギの丸い塊は、寒さのために、夏場のような濃い緑色から褐色を帯びた葉色に変わっています。
1-007ヤドリギ2015.2.7
近づいてみると、黄色い実をたくさんつけています。 実の大きさは5mm~1cm弱くらいでしょうか。 橙色に見える部分は、枝分かれ、節の部分のようです。
1-009ヤドリギ2015.2.7
見上げていた目を下に向けると、透明なジェリー状の小さな塊が、10~20cm間隔で5個、細い糸でつながってぶら下がっているのです。 それを指で触ると粘つきます。 その小さな塊の中に白い粒が透けて見えます。 おそらく、これはヤドリギの種です。 小鳥がヤドリギの実を食べて、その実が糞として出てきたものが枝に引っかかったのでしょう。 このことについてヤドリギ(その1)で、「どうしてヤドリギは樹に着生するのか」を記していますので、 興味のある方は以下のページへ。
→ ヤドリギ 「ヤドリギって、どうして樹の垂直面に着生できるの?」

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