ヤナギの綿毛(新芽)

年が明けて1週間近く過ぎて言うのも気恥ずかしいですが、「明けましておめでとうございます。今年も、当ブログに立ち寄っていただければありがたいです。」
今年のお正月は、12月のうんざりするほどの雪の日とは打って変わって、天候に恵まれて、寒さは相変わらず厳しいですが、太陽がまぶしい穏やかな日が続きました。
ブログを1週間以上も空けたのは、海外旅行に行ったとか、気ぜわしくあちこちに出かけて時間がなかったなど、そのようなことは全くなく、普通のゆったりとしたお正月であったのです。頭の中心部には常にブログのことはあるのですが、体がお正月モードに入ってしまったようです。
しかし、昨日、気分を一新するために、テンションをオフの状態からからオンに切り替えるために、森林総合研究所に行ってきました。森林総合研究所は歩くスキーの跡があるくらいで、この厳寒期に樹木の写真を撮りに行くような変わり者は皆無で、雪の中を歩くのが大変なのです。それで、スノーシュウ(西洋かんじき)を持って行きました。この時期はまだ雪がしまっていないので、スノーシュウを履いても大変かなと思っていたのですが、雪上を歩いてもそれほど雪に埋まることなく歩けました(年末に雨が降ったのが幸いしたようです)
1-RIMG0034.jpg2012.12.5
このスノーシュウを履いて、雪上を歩きました。大きさは、縦50cm、幅20cm
1-042 森林総合研究所2013.1.5
森林総合研究所の見本園です。真ん中の通路を挟んで、右側がカシワ、ブナ、ミズナラなどブナ科の樹木で、左側が、サンザシ、ワタゲカマツカなどのバラ科の樹木群です。
ほとんどの樹々は、北海道の厳しい寒さにじっと我慢して?耐えているのですが、もうすでに活動を始めている樹もあるのです。ヤナギです。
1-RIMG0005(赤字)
これは、エゾノカワヤナギです。芽鱗が割れて、中から白い綿毛?のようなものが顔を覗かせています。横に植えられているエゾノキヌヤナギはまだ芽鱗は割れていませんでした。
1-RIMG0025-001.jpg2013.1.5
これは、自宅近くの河川に生えているヤナギ(バッコヤナギ)です。この写真ファイルは、昨日撮ったものですが、12月中旬には、すでに芽鱗の中から白いものが見えていました。
1-RIMG0024-001.jpg2012.12.15
ヤナギ類は、これからの厳寒樹にゆっくりと白い蕾?綿毛の塊を少しづつ大きくして、1月下旬には白い花を咲かせたようになる樹種も出てきます。そして、4月になると、この白い綿毛の中から黄色い花(雄花)を咲かせます。それまでの間に、ゆっくりじっくりと白い綿毛(塊)を成長させます。
1-017 オノエヤナギ?(赤字)
札幌では、ナラ類を除いてほとんどの樹木は11月上旬に葉を落とします。樹木は来春まで長い眠り(休眠期間)に入るのです。そう思っていました。違うのですね。落葉から1ヶ月も経たないうちに、新芽が動き出しているのです。おそらく、樹木の活動は連続しているのです。長い眠りに入っていると思っているのは人間だけかも知れません。今年の12月は特に寒く、平均気温がマイナス2~4℃になっているかも知れません。寒きときはマイナス10℃以上になっています。それでも活動しているのです。根から上がってくる水は樹皮の表面近くを通っています。気温がマイナス10℃以下になっても、樹木の中の水は凍らずに、蕾を大きく膨らますために、上に上がっていくのです。

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ヤナギの綿毛(新芽)」への2件のフィードバック

  1. SECRET: 0
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    あけましておめでとうございます。
    ヤナギの仲間は見た目の上では早くから動き出しますね~
    こちらでも川のヨシ原に生えているヤナギは春にいち早く芽吹きます
    春が待ち遠しいところです
    今年も度々訪問させていただきます。

  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    あけましておめでとうございます。
    今年も、立ち寄っていただければありがたいです。
    励みになります。
    当方も訪問させていただきますので、
    よろしくお願いします。

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