春を告げる樹の花(その2)

008 エゾムラサキツツジ2012.4.29
公園や近所の庭先で、ムラサキの花が咲いている、高さが1~2m前後の株立ちの木があれば、それはエゾムラサキツツジで思っても間違いないと思います。この時期に一番よく見かけるムラサキの花です。ツツジの仲間で最も早く花を咲かせます。
013 エゾムラサキツツジ2012.4.28
花は数個集まって枝の先につく。盃上の合弁花で、先は5つに分かれる。雄しべは10本、雌しべは1本で長い。北海道の樹木より(鮫島潤一郎著 北海道新聞社刊)
017 エゾムラサキツツジ2011.4.29
これは、豊平公園ガラス温室横のエゾムラサキツツジです。
昨年の今日、4月29日に写真を撮っています。今冬は、本当に寒い日が続いて、開花の時期は遅れると思っていたのですが、冬の寒さは、開花時期にはほとんど影響しなかったようです。サクラは、開花までの積算温度で決まるといわれています。エゾムラサキツツジの開花を左右する最も大きな要因は温度であることには間違いないのですが、冬の寒さが違っても、開花時期がそれほど違わないのは、どのような作用(メカニズム)が働いているのでしょうか?
160 エゾムラサキツツジ シロバナ2011.4.30
白花のエゾムラサキツツジもあります。これは、突然変異でムラサキ系色素のアントシアンが抜け落ちたために、白花になりました。白く見えるのは、「花弁に含まれている小さな空気の泡(気泡)が光を反射するため」だそうです。

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