樹々は春を待っています(2)

エゾヤマザクラ(オオヤマザクラ) : バラ科       冬芽の説明文:「樹に咲く花」を引用
095 エゾヤマザクラ(大山桜)2011.4.9
冬芽 : 花芽は長さ6~8mm、直径3~4mmの卵形~長卵形。葉芽は長さ5~6mmとやや小さい。芽鱗は8~10個あり、粘る。
「芽鱗は粘る」とありますが、私は、今までサクラの粘る芽鱗(蕾)に出会ったことがありません。北海道樹木図鑑や北海道主要樹木図譜を調べてみても、そのような記載がありませんので、同じ種(仲間)であるといっても、本州と北海道では差異が出てくるものなのですね 
ニセアカシア : マメ科
001 ニセアカシア2011.2.5
冬芽 : 冬芽は隠れて見えない。葉痕は丸みのある三角形で大きく、維管束痕は3箇。しばしば左右に托葉が変化した棘がある。春になると、葉痕に3つの裂け目が入り、芽が出てくる。
写真で、葉痕の3つの裂け目が確認できます。
ニセアカシアは、ナナカマドやハルニレ、イタヤカエデなどの在来種に比べて芽出しが5月下旬とかなり遅いのですが、この写真の撮影日が2月5日ですので、真冬から少しづつ芽はふくらみ始めているのですね。
カシワ ブナ科
053 カシワ 冬芽2011.3.6
冬芽 : 長さ4~10mmの卵状長楕円形 芽鱗は20~25個
ここには記載されていませんが、実際にカシワの冬芽を見て最初に受ける印象は、白っぽい細かい毛(軟蜜毛)が冬芽全体を覆っているという感じです。
頂芽(枝の先に1個だけ芽をつける)をつける場合もありますが、写真のように頂生側芽になる場合のほうが多いように思います。
ヤマボウシ
038 ヤマボウシ2011.4.9
冬芽 : 葉芽は長さ6mmほどの円錐形、暗褐色の伏毛が密生した2個の芽鱗に包まれる。花芽は長さ5~7mmの扁球形で先はとがる。側芽は小さく対生する。 伏毛:茎や葉などの面に密着して寝ている毛。
花芽が膨らんできて、芽鱗が裂けてきています。
イタヤカエデ : カエデ科
006 イタヤカエデ2012.3.11
冬芽 : 頂芽は長さ5~8mmの卵形で、濃紅紫色。芽鱗は5~8対。
イタヤカエデの蕾(芽鱗)の色は、緑がかったものや黄色みがかったものなど色にばらつきがありります。
エゾムラサキツツジ :ツツジ科
018 エゾムラサキツツジ 花芽2011.4.6
冬芽 : 花芽は長さ1cmの長卵形
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