落葉堆肥(その1)

 今年、9月15日のブログで、自宅の庭にモモをつくっている園芸好きの方の話をしました。 その方はトマトやキュウリなど野菜もつくっているのですが、ある会話の中で話題が“堆肥”になったことがあります。
「庭が狭いので、トマトやキュウリはほとんど毎年同じ場所に植えている。 ナスは畑に植えるがプランターにも植えている」
「自分は、毎年、植え付け場所を変えているので、トマトとキュウリには連作障害のような症状は出ないが、ナスの半身萎凋病は必ず出る。 苗を6月上旬に植えつけて、7月に花が咲いて小さな実が生り出した頃、葉の元気がなくなり、萎れて最後に枯れてしまう」
「家のナスもそのような症状が出たが、今年は何とか一夏耐えて実が採れた。 狭い場所にいろんな野菜を毎年つくらなければならないので、堆肥を入れている」
「買って入れている?」
「秋口に落葉を集めて、それをビニール袋にギュウギュウに詰めて、その中に米ぬかを混ぜ込んで、たっぷり水をかけた後ビニールに穴を開け、 それを一冬置いておく。 翌春、畑を起こすときにそれを一緒に混ぜ込む。 それを毎年やっている。」
追記2014.11.17 訂正: ビニール袋の落葉は、夏場に別の袋に入れ替えて(堆肥づくりの切替しと同じ意味)、もう一冬寝かせ、翌春、畑に混ぜる
ビニール袋でつくる落葉堆肥  ← 興味のある方は左のホームページへ
「それで、毎年、同じ場所にトマトやキュウリを植えても大丈夫?」
「ナスは難しいけど、トマトとキュウリは、ずっとそれでやっている」
「確かに、家庭菜園でも連作障害を避けるために場所をかえて植えるとか、この作物の土壌PHはこの当たりだとかいろいろ言われるけれど、そのようなことはなかなか出来ないので、丈夫な野菜をつくるには地道な土づくりが一番肝心なんだ」
そんな会話をしたことがあります。
家庭菜園を始めてから30年近く経ちます。 当初は、小さな面積に園芸店でトマトやキュウリの苗を買ってきて植える程度だったのですが、10年程前に庭の芝生を剥いで家庭菜園の面積を広くしました。  掘り起こした土は粘土質で乾燥するとコチンコチンに固まります。 それでも肥料をやればそれなりに実はなってくれました。 しかし、そのときから土作りは必要だとは感じていたのです。
そして、今回の会話です。 その会話に刺激されて、落ち葉を畑に入れてみました。
1-0020 落葉堆肥2014.11.9
近くの公園に、公園内で集めた落ち葉を堆積した落葉ヤードがあります。 そこから頂いてきました。 40lL?入りのビニール袋に4つ分。 落葉は濡れた状態で重さにすると約10kg。
スコップで溝を掘り(剣先スコップ一掘り分=幅30cm、深さ20~30cm 長さ3.5m×2列)、そこに先程の落葉を入れて、その上に土を被せています。 溝を掘らないで、畑に散らばすことも考えたのですが、強い風が吹いて辺りに飛んでいき、近所迷惑なると思い止めました。
作業時間は、公園に落葉を取りに行って、畑に溝を掘り、落葉を投入するまで約1時間ちょっと。 これくらいの作業は負担にならないので、来年以降も続けようと思っています。
1-010 落葉堆肥2014. 11.9
公園内にある落葉ヤードです。 大きさは高さ:1.5m、幅:5m、奥行き1.5mくらいでしょうか? このヤード一杯に落葉を集めると相当の量になりますが、実際はそれほど入ってはいませんでした。 その代わり、 そこには除草などで出た草を土嚢袋に詰めて置かれています。近所の方でしょうか?、ゴミ置き場と勘違いされて、このようにゴミ紛いのものが置かれることが多いようです。
1-008 落葉堆肥
このような説明書きが貼られています。

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