アロニア(その9):枝整理

アロニアのポット苗5株を購入し庭に植えて6年目なります。株高も1.5m近くになり、ここ2~3年はたくさんの実を収穫しています。今年は実が生り過ぎて、株がその重みで倒れてしまいました。 今まで剪定などの手当てを何もしていなかったのですが、これを機に枝の整理(剪定もどき)をしました。
我が家にはアロニアが現在4株あります。 1株で2~5kgくらい収穫できるので、全部収穫すると10~15kg程取れます。そんなに要らないのです。 アロニアは生食するには“えぐみ”が強くあまりおいしくないので、、ジャムかシロップが一般的です。我家はジャムと干しアロニアをつくっているのですが、それでも5kgもあれば十分です(今年は使う分以外は収穫時(8月下旬)に全ての実を落としました。)
アロニアの枝につく芽はほとんどと言っていいほど花芽です。 そして、一つの花芽(花房)に数十個の小さな花が咲きます。花の咲き方は同じバラ科のナナカマドと同じです。 その果房に1個が1gほどの実を10個?(7~15個?)くらいつけます。  これが豊産性の所以です(株が倒れるほど実をつける)。
そんなこともあって、枝の整理は強めにしています。 基本は、主枝を3本にして、混んでいる小さな枝を整理するという考え方で行いました。
アロニアの 1個の花房に10個の実をつけると仮定すると、実は1g/個ですから、5kg収穫したい場合、実5000個が必要です。 花芽数にすると500芽です。 我家には4株あるので125芽/株になります。 これに基づいて枝整理をしたわけではありませんが、 そんなことを考えながら枝を切っていました。
1-002 アロニア2014.11.9
枝整理前のアロニア。
1-005 アロニア
2014.11.9
枝整理後のアロニア
白い紐で枝を結わっています。雪による枝折れ防止のためです。 昨年までは、 株が小さいために根曲がり竹で囲っていました。 しかし、数年もして株がもう少し大きくなれば(雪に被さる下枝が少なくなる)、冬囲いも必要なくなると思います。
<余談>
枝の整理をしていると、8月末の収穫時に取り残した実がついてるのを見つけました。 食べてみると、“えぐみ”がほとんど無くなっています。 ジャムjなどを作る場合、前処理として2~3回冷凍と解凍を繰り返すことで“えぐみ”が少なくなるといわれています。 札幌の郊外では、10月下旬から最低気温がマイナスになる日が何回かあり、おそらく自然の冷凍と解凍を数回繰り返したと思われます。
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