700年の時を越えて(その1:冬)

国道230号線を定山渓に向かって走り、 豊滝を通り過ぎて小金湯温泉の信号を右折。
200mほど入ったところに「湯元小金湯」があります。
その温泉入口前に「小金湯不動」と呼ばれるカツラの大木があります。
樹高:約25m、樹幅:20~25m、推定樹齢700年 昭和47年に北海道の保存樹木に指定
001  カツラ 小金湯」2011.2.29
説明板には、
この樹は、樹齢700年と推定されるカツラです。定山和尚が巡錫(じゅんしゃく)のみぎり、この老樹の根方に一夜の仮寝を結びましたが、その枕元に現れた樹霊に衆生済度(しゅじょうさいど)の霊泉を示されたと伝えられております。明治26年中谷弥左衛門がこの地を所有するにおよび小金湯と名づけました。
と書かれています。
また,伝承によると、明治初年に定山渓温泉を発見した美泉定山坊がこのカツラの根元で仮寝をしていると、枕元に樹霊が現れ、ここに霊泉が湧くことを告げたと言われています。
002 カツラ 2012.2.29
根元近くにいくと、主幹となる中心部は既に朽ちて空洞になっています。その周囲を囲むように太さの異なる大小様々な幹が株立ち状に叢生しています。
根元の空洞には不動尊がまつられ、通路際の樹冠下には数は定かではありませんが雪をかぶった石仏が安置されています。
003 カツラ2012.2.29
見上げると、それらの枝が頭上を上下右左にうねり重なり合いながら枝を外に伸ばしています。
その迫力を写真でも言葉でも表わせないのが残念です。
この樹は、樹齢700年の北海道随一のカツラです。
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