ナナカマドの実は苦かった

真駒内あけぼの団地内の街路樹に残っていたナナカマドの実です。
10月には鮮やかに輝いていた実も、
3月上旬になるとしわくちゃで色あせた実になってしまいます。
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写真の実を食べてみました。とても苦いです。しかも、その苦味が1~2分、口の中に残ります。
食べられたものではありません。
鳥たちは、2月になって、ナナカマドの実の苦味が抜けるのを待って食べるのだと思っていたのですが、そうではなさそうです。
同じ職場の人に、この実を食べてもらったら、
「秋口の赤い実を食べたことがあるが、えぐみはあった。しかし、こんなには苦くはなかった」という話です。
どうも、冬の寒さでナナカマドの実から水分が抜けて甘みが増すのではなく、苦味が濃縮されるようです。
鳥たちは、冬場のエサのない時期だけに
好んでこの実を食べるのではなく、仕方なく食べているのかもしれません。
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その後、ナナカマドをよく観察すると、
街路樹でも公園樹でも、すっかりナナカマドの実を食べられている樹と、まだ実が残っている樹があります。
苦味の少ない実(食べやすい実)をつける樹とそうでない樹があるのでしょうね。
鳥たちは苦味の少ない実から順番に食べていくのでしょう。
あけぼの団地の街路樹ナナカマドは苦味の強い実のなる樹だったのです。

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