アジサイ:冬芽

12月中旬に北海道を襲った爆弾低気圧、根室で最大瞬間風速39.9mを観測した冬台風は、シベリアから近づいて来ると南からの暖気を誘って雨を降らせ、それが通り過ぎると、今度は北から寒気が入ってきて道路の路面はつるんつるんになります。 そして、次に強烈な風を伴いながら雪を降らせます。 この低気圧の影響(北海道に近づいて来てから通り抜けるまで)が1週間ほど続きました。
それから約3週間が過ぎます。 第2弾目の低気圧がやってきました。パターンは前回12月ものと同じです。 雨が降って道路がツルツルになって、その後の強烈な風と雪です。 来週始め頃までその影響が残りそうです。 最近はこのパターンが多くなってきているようです。
まだ1月上旬です。とりあえず「春が近い」と思える3月まで2ヶ月もあります。 今冬、北海道に、この型の低気圧が何回襲ってくるかと思うと、少々憂鬱になります。
冬芽:アジサイ
1-004 アジサイ2011.5.17
頂芽は裸芽(芽鱗を被っていない)。 撮影が5月中旬で、今にも展葉する時期。
冬芽の裸芽よりその下にある葉痕に目が行きます。 3個の維管束痕が顔の目と鼻もしくは口になり、幼児の顔?羊の顔?に見えます。
1-015アジサイ2014.12.23
右の側芽は薄い芽鱗を半分被って、残り半分は芽鱗が剥がれています。 年が明ける前に芽鱗が剥がれてくるようです。
バッコヤナギやリョウブも年が明ける前に芽鱗が剥がれていました。 このようなパターンは意外にあるようです。
1-RIMG0008.jpg2013.5.7
新葉の展開。
<余談:アジサイの花色>
アジサイの花は土壌pHにより色が変化し、酸性なら青、アルカリ性なら赤に変わる といわれます。 しかし、公園などのアジサイは、同じところに植えられていても、薄青~ピンク~紫まで色合いにそれぞれ違いが出ます。
その色の違いは、土壌中のpHだけではなく、株そのものが持っている性質(もともと青色の花が咲く傾向の強いものや、その反対にピンク系になりやすい性質など)とそれに加えて、土壌中のアルミニュームやリン酸含量による影響など、いろいろな要素が絡まって花色が決まるようです。 興味のある方は、以下のブログを参照してください。
→  アジサイの花色
1-035 アジサイ2012.7.28
1-034 アジサイ2012.7.28

アジサイ 7月のアジサイ
アジサイ 8月の花
アジサイ  雨の多い年



にほんブログ村 写真ブログ 植物・花写真へ
にほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA