斑入りヤナギ  白葉から緑葉へ

斑入りヤナギ 2016.8.18
6月に白く輝いた斑入りヤナギも8月に入るとその白さが失せてしまいます。
 斑入りやなぎ 一時の輝き

斑入りヤナギ 2016.8.18
近づいてしっかり見ると、 6月には真っ白な葉も緑色の部分が出てきたり、その後に出てくる葉は、白い部分(斑)が全くない普通の緑葉、イヌコリヤナギの葉にもどっています。

白い葉だけでは光合成が出来ないので、斑入りのない下葉や緑色の枝で光合成を行いながら、それと、今まで樹体内に溜めていた栄養(エネルギー)で体を維持してきたのですが、さすがにこれでは厳しい冬場を乗り越えられないと判断したのか、それとも、来年の芽出しのエネルギーが不足すると考えたのか、8月に入ると緑葉が出てきています。
それなら、最初から緑葉でいいように思うのですが、進化のいたずらというか、気まぐれというか、必ずしも生き抜くための効率だけで進化するわけではないようです。 この斑入りヤナギが現在あるのは、人間が大事に育てているので生き残っていますが、自然界では生存競争に負けて、おそらく消滅する運命にあるのでしょうね。

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