冬囲い (その7)

1週間前くらいでしょうか、テレビで大通公園の樹木や公園施設の冬囲いが始まったことを伝えていました。 北海道では、10月は東からの移動性高気圧に覆われる時期と、シベリアからの寒気が入ってくる時期が交互にやってくるのですが、11月に入ると、シベリアからの寒気に覆われることが多くなります。 真冬と同じく、どんよりとした空と雨若しくは雪が降ってきます。11月はもう本格的な冬の始まる時期です。

11月上旬から雪の積もる12上中旬まで、札幌市内の公園、個人の庭、都心部のビルの外構植栽などで冬囲い真最中です。
2016.4.10
豊平区のとある立派なお庭の冬囲い。 雪吊りはマツ類とイチイ(オンコ)。

2016.4.24
大通地区官庁街の外構冬囲い。
焼き丸太で50~60cmの高さで四方に杭を打ち、それに晒竹を回して、縄で縛ったツツジ類を、その晒竹に結わえる。 これで、融雪時の枝折れを防止。
それにしても、ハルニレから斜め下に伸びて晒竹に結ばれている縄は何なんでしょうね? 晒竹が雪の重みで下にずり落ちないようにするためのもの?、それとも見た目を良くするための装飾? それだったら、もう少し高い位置で結び、縦長の円錐形状にすべき?
2016.3.29
この仕事は造園業者さんの仕事でしょうね。 刈り込みのイチイの枝折れ防止だけを考慮するならこれで十分なんでしょう。 それぞれを晒竹で囲う手間よりずっと少なくて済むようです。
歩道との境界に石山軟石の塀があるので、冬囲いは無くても済むように思います。
2016.4.21
この頃、個人の庭でよく見かけるネットでの冬囲い。 公共施設の冬囲いでも、これが使われるようになってきました。 こも(むしろ)より長く使えるからでしょうかね。 それとも、単価?(こもよりネットのほうが安い)、保管に場所をとらない?
こもによる冬囲いに見慣れているせいか、このネットには違和感を持ってしまいます。
2016.11.17
塀際に植えられた株物はヨドガワツツジ。 歩道とマンションの間にあるちょっとした斜面。 この部分はマンション用地?、それとも、道路用地? 冬囲いの仕方、歩道との境界に園芸用ブロックを使っているところから、どうも、マンション用地のような感じがします。
本題、この冬囲いを取り上げた理由は、背の低い二脚鳥居支柱状のもの。
これは一体なんのために設けられているのでしょうか? おそらく、融雪時、歩道除雪でブロック塀側に寄せられて堆積した雪の重みで、ヨドガワツツジが歩道側に押し倒されないようにするためのも?、と思ったのですが、どうでしょう? 2016.11.14
ツルバラの冬囲い。 一見、乱雑な仕事に見えますが、よく見ると、意外と手が込んでいるのです。 黒い格子状フェンスに、園芸用のグリーンポールを斜めに据えて、それらにツルを結わえているのです。 もう少し美的にと思ったりもするのですが、難しいのでしょうね。
2016.7.5
7月にはこんなにきれいに咲いています。

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