雪化粧

シベリアから寒気が南下して、日本列島は今冬一番の寒さになりました。 札幌もここ2日程、最高気温が-5℃、最低気温が-10℃前後の寒さが続いています。 この寒気の襲来で本州と北海道の日本海側は大雪となっているようです。 我家の周辺(南区石山)の降雪は20cmとそれ程でもないのですが、札幌の中心部では40cm以上となったようです。

札幌管区気象台によると、道内主要22観測地点の1月の降雪量がいずれも平年を下回り、平均すると平年比47%で1961年の統計開始以来最も少なかったそうです。 もしかすると、2020年の1月は1世紀に1度あるかないかの少なさで、現在札幌に生きている人の誰もが経験したことのない少雪だったかもしれないのです。
それが一転して2月に入るや否や大雪となり、1日の降雪が40cmを越えるのは20年ぶりだそうです。

2020.2.6
久しぶりのまとまった雪で、我家のお隣さんの屋根、道路脇に積まれた雪、車が走る舗装面、見るものすべてが新しい雪で真っ白になって、 それに加えて雲一つない快晴が雪化粧に新鮮さを与えています。

早朝の散歩に出かけると、靴底からきゅっきゅっ金属音が聞こえます。 もう少し暖かいと、その音がぎゅっぎゅっと音が濁ります。 少し歩くと、顔に当たる空気が肌に突き刺さって頬が痛くなってきます。 おそらく気温は-12〜13℃になっているのでしょうか。
道路にはジョンバーで玄関前の除雪をしている人、除雪機で雪を飛ばしている人など、普段より多くの人を見かけます。

国道沿いを歩くと、つい先日までは通り過ぎる車の音がゴーゴーとうるさかったのですが、この日は静かです。 舗装面は真っ白な圧雪なので、車もゆっくりと走るためか、その音はスースーと静かなものです。 辺り全体が1月のうるささから新雪に包まれてもの静かな雰囲気に一変しました。
2020.2.6
普段の散歩コース。 時刻は朝7時半過ぎ。 2020.2.6
まだ陽が出たばかりの低い太陽光線に細い枝の先まで雪をまとった樹木が映えます。  光と影。 雲一つない空。 今冬初めての新鮮な雪景色。

しかし、細い枝に積もった雪も少しの風で落ちたり気温の上昇で溶けたりで、午後になるといつも見かける冬の枯れ木に戻ってしまいます。
一瞬の、束の間の、ほんのひと時の美しさです。

 

 

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