イチョウ(その6):北大イチョウ並木

10月24日金曜日の朝日新聞朝刊に北大のイチョウ並木の写真を見ました。 その記事によると、今年の黄葉は例年より4~5日早く色づき始めたそうで、黄葉は来月中旬まで楽しめるとのこと。 早速、行ってきました。
1-019 北大2014.10.24
北大構内には、開拓以前から生えているハルニレの巨木も多数ありエルムの森とよばれています。 写真は北大のメインストリートで、その両サイドに植えられているハルニレはほとんど落葉しています。
1-016 イチョウ2014.10.24
イチョウ並木に近づいて行くと、バイオリンの馴染みのある曲が聞こえてきます。 曲目はモーツアルト? 北大の学生さんが道路の片隅で演奏しているようです。学内で催される演奏会のデモンストレーション?、案内のようです。 バイオリンとチェロの4重奏。 普段、家で聞くCDの薄っぺらい音に比べると柔らかくて深みのある音色です。 しばらく、立ち止って聞き入りました。
1-013 イチョウ2014.10.24
北大のイチョウ並木は、延長約380mに70本植えられています。 道路の交差や間口の関係で計算上での植栽間隔(380m×2÷70)は約11mですが、 実際は8m間隔で植えられているようです。 樹高は12~15m?、目通幹径は50cm~1mで、60cm~80cmのものが多いようです。 樹齢は80~90年。
1-014 イチョウ2014.10.24
並木を歩くと横に張り出した枝で、そこは樹木のトンネル、黄色の異空間の中にいるようです。 多くの人が紅葉狩り?に来ています。 カメラや携帯電話を上に向けて、或いは、それを背景に彼女の?奥さんの写真を撮っているカップルを多く見かけます。
日本には東京の神宮外苑、大阪御堂筋など各地方に素晴らしいイチョウ並木が多数あります。 多くは道路植栽のため周辺環境の制約を受け剪定されている場合が多いと思います。 しかし、北大のイチョウはおそらくほとんど無剪定で自然樹形を活かした並木です。 横に張り出している豊かな枝と上に力強く延びる枝が形成する樹姿は、端正に剪定された円錐形の整然とした美しさとはまた別の魅力・美しさがあります。 さらに、街中の街路樹のように大きな建物が近接していないことや北大キャンパスという公園的な広々とした空間がより一層このイチョウ並木を“雰囲気のあるもの”にしているようです。
もし“日本三大イチョウ並木”というものがあるとしたら、北大のイチョウ並木は確実にその1つに入るのではないでしょうか?
1-069.jpg2012.6.16
夏、6月に撮った北大イチョウ並木
<余談>
イチョウの樹上を見上げると、ギンナンがたくさん付いている樹があります。 まだ、落ちてくるには時期が早いのか、それとも、近所の人が拾い集めてなくなった?、その理由わ分かりませんが、地面にはそれらしきものはなかったです。  もし、ギンナンが大量に落ちて見学者に踏み潰されたら と想像すると、黄色の異空間、別世界の魅力は半減してしまいそうです。(特に、今年の25日、26日の土日は暖かかったです。)

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