老木のカシワは冬に葉を落とす

先週の土曜日に真駒内公園に行ってきました。
豊平川に近い五輪通側の入り口から入り、シラカバ林を通り抜けて、400~500m南に向かって歩いていくと、
広い芝生の中央にカシワの大木が1本見えます。案内図面には「かしわ広場」と書かれています。
011 カシワ2012.3.10
樹高22m、幹径1.0m、樹齢300年の老大木です。
020 カシワ2011.3.5
樹冠下から見上げると、太い幹には、大きなこぶが出来ていたり、1回転して外に伸びていく太枝もあります。
樹肌は荒々しく深く割れこみ、老木の貫禄というか、300年生きてきた力強さを感じます。
去年は冬にこの樹を見ても何も感じなかったのですが、
「カシワって、秋に落葉しないで枯葉で枝に残り、翌春新芽の出るときに新葉と入れ替わるのじゃなかったっけ?」とふっと思い出したのです。
今年のこの老木には1枚も葉が残っていません。
南区内にあるカシワの樹を確認してみました。
五輪通北側にある さけ科学館 近くのカシワです。
1-040(赤字)
五輪通から北に向かって撮影 右側は真駒内川
写真中央を斜めに褐色をした樹木が走っています、その筋がカシワです。
樹高は3~5mで、樹幅も2~3mで、比較的小ぶりの木です
ほとんどの樹は葉をつけています。
下の写真は真駒内曙町4丁目にある かしわ木公園 のカシワです。
RIMG0020 カシワ かしわ木公園2012.3.13
2本の大木はほとんど葉をつけていません。太い幹周辺には葉を残していますが、上部の枝先には葉をつけていません。奥のほうに褐色の葉をつけた樹はカシワです。
RIMG0023 カシワ 真駒内公園2012.3.13
サケ科学館近くのカシワ 雪の土手の奥は真駒内川
これら3箇所のカシワの樹を見ると、多くの若齢木は3月上旬でも葉をつけているのですが、老齢樹になると葉を早めに落とすようです。特に樹冠上部の枝先は完全に落葉するようです。
それでは、なぜカシワの若木は春先まで葉を残し、老木になると葉を早く落とすのでしょうか?
少し、勉強します。
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