今日は12月14日。 12月も半ばを過ぎようとしてしています。 街中を歩くと、スーパーに買い物に行くと、“ サンタが町やってくる ” や “ ホワイトクリスマス ” などクリスマスソングが至る所で流れています。 後2週間ちょっとで新しい年を迎えます。
この時期は朝6時頃に目覚めてカーテンを開けても窓の外は真っ暗です。 夜も早く、5時前には西の空にうっすらと明るさを残すのみで辺りは真っ暗になります。 半年前の6月下旬は朝の3時半には明るくなって、夜は7時を過ぎても自転車に乗れる明るさで午後8時前までは薄明るさが残っていました。 それに比べるとこの頃の明るい時間の短いこと。 本当にそれだけで気分が滅入ってしまいます。
下表は11月下旬から1月上旬まで、1年の内で昼間の時間が最も短い期間の札幌の日の出・日の入りを表したものです。
日の出 | 日の入り | |||
11月20日 | 6:33 | 16:07 | ||
11月25日 | 6:38 | 16:04 | ||
11月30日 | 6:44 | 16:02 | ||
12月5日 | 6:49 | 16:00 | ||
12月10日 | 6:54 | 16:00 | ||
12月15日 | 6:58 | 16:00 | ||
12月20日 | 7:02 | 16:02 | ||
12月25日 | 7:04 | 16:05 | ||
12月31日 | 7:06 | 16:09 | ||
1月5日 | 7:06 | 16:13 | ||
1月10日 | 7:05 | 16:18 | ||
1月15日 | 7:04 | 16:24 |
札幌の12月3日〜15日までが日の入りが最も早い時期で午後4時。 ちょうど放物線の底に当たる時期になります。 明後日の12月16日からだんだんと日の入りが遅くなっていきます(9日辺りが放物線の底の底になるのでしょうか)。 そして、12月31日には日の入りが午後4時9分になります。 これからは少しづつですが日の入りが遅くなっていきます。 ちなみに、今年の冬至は12月22日、1年の内で昼の時間(日の出〜日の入り)が一番短い日です。 また、日の出の最も遅い時期は12月17日から翌年の1月9日まで、時刻は午前7時6分です。 12月末の晴れた日の夕方に西の空を見ると、日の入りが遅くなっていることを感じます。 たった9分長くなっただけなのですがそれが分かるのです。 タイトルの「希望」は、これから長くて厳しくて寒い冬が続く札幌で、暗くなる一方だった日の長さも日の入りはとりあえず遅くなり始めたというほんのちょっぴりの期待を込めてつけています。
<余談>
札幌 | 東京 | ||
6月21日 | 日の出 | 3:55 | 4:26 |
(夏至) | 日の入り | 19:18 | 19:00 |
12月22日 | 日の出 | 7:03 | 6:47 |
(冬至) | 日の入り | 16:03 | 16:32 |
上表は札幌と東京の夏至と冬至の時刻を示しています。 札幌の夏至の昼間の時間は15時間23分、東京は14時間34分で、約50分、札幌の方が昼間が長いのです。 一方、冬至は、札幌は9時間、東京は9時間45分で、札幌は東京より昼間の時間が45分短いのです。 これは、地球の自転軸が23.5℃傾いていることによるためなのですが、南極や北極で白夜があるように北へ行くほど南へ行くほど(緯度が高くなればなるほど)この差は大きくなります。
札幌では 、夏場の昼間の時間が長くてさわやかで過しやすい気候を当然と思っているのですが、その反対に、暗くて長い厳しい冬については仕方がない、どうにもならないことは分かっているのですが、それでも何とかならないかという気持ち、裏返せば、春を待ちわびる気持ちは南に住む人々に比べて何倍も強いのです。