キハダ(その2):黒い実

南区のエドウィン・ダン公園には3~4本のキハダ(シコロ)の樹があります。公園が造成される前から生えていたものらしく、幹径が50~70cm、樹高は15mくらいはある立派な樹です。  その内の1本は実生りも良く、ここ2~3年、毎年黒い実をたくさんつけています(キハダは雌雄異株)。
1-009 キハダ2014.11.20
枝先に黒いつぶつぶがたくさん付いています。 全てキハダの実です。
1-010 キハダ2014.11.20
果実の大きさは1cm弱で、房状にたくさんの実をつけます。
どんな味がするのか?と食べみたいのですが、樹上高くに実をつけているので、思いが叶いません。  苦い味がするらしいのですが、 キハダの実には甘い実と苦い実があって、アイヌの人たちは、甘い実を採って、保存し、お客さんが来た時の料理の食材として使っていた という話もあるようなので、一度は食べてみたいと思っています。
1-017 キハダ2014.11.20
1-002キハダ2015.1.14
ところが、先日、1月14日にエドウィン・ダン記念公園に行ってきました。 樹上を見上げると、キハダの実がほとんどなくなっているのです。 11月中旬にはあれほど付いていた実が写真では枝先に数えるほどになっています。
12月中旬と1月上旬に冬台風が北海道を襲いました。 猛烈な風が吹きました。 もしかして、その風で吹き飛ばされたのか? と思ったのですが、ナナカマドを見ると、しっかりと赤い実をつけているので、やはり、小鳥に食べられたようです。
ナナカマドは、2月に入っても赤い実が残っている樹が多いのです。 他の樹の実が小鳥達に食べつくされた?3月になってから、ナナカマドの赤い実がなくなっている樹があることに気づきます。 3月上旬にナナカマドの実を食べたことがあるのですが、確かに美味しくありません。苦味が口に残ります。 その意味で、1月中旬に無くなるキハダの黒い実はおいしいのかも知れません。 小鳥達にとってはご馳走なのでしょうね。

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