キクイモ(その5) 収穫 

キクイモの収穫時期は10月下旬以降と言われていますが、我家のキクイモの葉が黄色に変わってきたので、11月5日にイモを収穫しました。 4月11日に種芋を植付てから5か月弱です。
キクイモ(その1) 種芋
キクイモ(その2) 種芋植付け
キクイモ(その3) 芽出し
キクイモ(その4) 開花
2023.11.5
キクイモは茎が肥大したもので塊茎といい、ジャガイモやヤーコンがこれに当たります。サツマイモは根が太くなった塊根です。
しかし、写真を見ると根の先が太くなったように見えるのです。でも、それは茎(地下茎)から伸びた先にできたイモのようです。
2023.11.9
キクイモについた土を落としてガレージで保管
収穫量は4.4kgでした。 1kgの種芋を植えて4.4kgの収穫なので大して増えた感じはしません。 確かに植えた場所が、午後は全く陽が当たらず、植える場所の南側直近に高さ50cm程のブロック塀があり日当たりの悪い、少しひんやりする場所なので、作物をつくる場所としては不良に近い場所です。 ジャガイモは毎年1.5kgの種芋を植えて30kg収穫できるので、キクイモの生産性は元々ジャガイモやサツマイモに比べて低いのかもしれません。
それで、Bingチャットに尋ねると、1本(1つのイモ?)から3~4kg収穫できるといっています。今回は13個の種芋(合計1kg)を植付けているので30kgは穫れていいはずなのですが、今回の収穫量の少なさは、ただ単に植える場所が悪かっただけのようです。

〇 キクイモの形状
2023.11.9
写真は今回収穫したキクイモの形状です。 細長いもの、ごつごつしたもの。丸いものなどバラバラで「キクイモはこういう形です」というものがないのです。 ジャガイモやツマイモは「この形状がこのイモなんだ」というのがあるのですが、キクイモにはそれがないのです。 作り方が悪いのか?、植えた場所が悪いのか?、その原因は判りませんが、このイモには元々そのような性質、なんだかわからない形なってしまう特性を持っているように思えるのです。

〇 キクイモの保存方法
サツマイモを長期間保存するには、それを出荷する農家さんや業者さんは、温度14℃、湿度は90%以上の場所に厳密に保管していて、そうすると1年以上持つので、時期をずらして順次出荷できるようです。 我家でも10月上中旬に収穫したサツマイモを日陰で4~5日乾燥させ、それを新聞紙に包んで11月上旬まで車庫に保管し、それ以降の外気温はサツマイモにとって寒いので、室内の温度を低くしている部屋(冬期間の室温は13~17℃?)に取り込みます。 そうすると4~5月まで焼き芋で美味しくいただけます。 ジャガイモは7月末に収穫後段ボール箱に入れて、建物に組み込まれた車庫に保管すると3月までは料理に使えると我家の名シェフが言っていました。
それではキクイモはどうでしょうか? キクイモは長期保存が効かない作物のようで、常温で保管した場合は1週間程度とのこと。 この常温で1週間というのは、関東以西の話で、キクイモは10月下旬~11月上中旬?に収穫するので、関東以西のその頃の平均気温は15℃前後で、室温は20~24℃くらいではないでしょうか。 それと、工業、医療、食品など各分野で 「常温」の捉え方が違うのでどれが正しいか?は一概に言えないのですが、とりあえず、当ブログでは「常温」を関東以西の11月上旬の室内の気温(20~24℃?)と考えます。
キクイモは常温で1週間しか持たないのですが、札幌ではその頃の外気温は9℃前後です。 11月中旬以降は最低気温がマイナスになる日もあり、関東以西に比べると、保存期間は長くなると思います。 しかし、冷蔵庫でも2週間程度とあるので、ジャガイモやサツマイモに比べて保存性はかなり低いようです。
キクイモは札幌で越冬するので冬期間土中に埋めておけば、春まで食べられます、と思うのです。 しかし、それを料理に使うたびに雪を除けて土を掘り返すのはそれなりに大変なので、収穫後、確りした箱に土を入れてその中に埋め込み、ガレージに保管すれば春先まで持つのではないか?と思うのです。 それで今冬は、掘り取り後少し日数は立っていますが、とりあえず、発砲スチロールで試してみようと思っています。 次回は、「キクイモは美味しく食べられるのか?」についてです。

 

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