コナラ(その3):いつまで葉をつけているのか?

今日は3月20日立春です。「暑さ寒さも彼岸まで」と言われますが、その意味は、厳しい寒さや大雪などの冬の気象現象は立春までですよ、ということです。しかし、今年は違うようです。低気圧が発達しながら東北地方の沿岸に沿って北上しています。このため、青森県と岩手県には大雪警報が、釧路や帯広など北海道太平洋沿岸地域には暴風雪警報が出ています。ここ札幌も細かい雪が降り続いています。昨日までの2~3日は暖かで雪解けが進む「春が近い」と思わせる陽気でしたが、今日は一転真冬に戻ってしまいました。暖かい陽気は来週までお預けのようです。
真冬からこの時期に、身近にある自然林を散策するときや郊外を車で走ると道路脇などに、茶褐色の葉を付けている樹を見かけます。それらの樹は、樹冠全体に葉がついている(残っている)のではなく疎らについている樹がほとんどです。樹種はわかりませんが、おそらくミズナラやコナラなどナラの仲間(Quercus属:クエルクス)なのでしょう。
013 コナラ2014.3.14
ミズナラやコナラなどナラ類は、ここ札幌では、ほかの落葉樹に比べて葉を落とす時期は当然遅いのですが、それでも成木は年末から年が明ける頃にはほとんど葉を落としてしまいます。
写真は、南区野々沢川沿い生えているコナラ。珍しくこの時期になっても枯葉を樹冠全体につけています。この時期まで葉を付けている樹はほとんどが幼木ですが、この樹はそれよりももう少し齢のいっている少年樹?といったところでしょうか?樹齢は15~6年?
016 コナラ2014.3.14
札幌郊外でのコナラの芽出しは5月上中旬です。その時期まで、この枯葉がいつ落葉するか?注意深く観察しようと思っています。

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