シモツケソウ属(その2) キョウガノコ・シモツケソウ

2019.7.8
キョウガノコ
園芸種として古くから栽培される。自生はなく、シモツケソウとコシジシモツケソウの雑種であるとの説がある。 シモツケソウより大柄で、草丈60~150cm、茎は多く分岐する。葉は数個、頂小葉は大きな掌状で5~7中(深)裂、側小葉がないか、あっても非常に小さい。(園芸植物大事典)
上の写真で見える葉は頂小葉
2016.7.12
キョウガノコの花
北大植物園で、この花を見たときの印象は、鮮やかなローズ色が印象的だったのを憶えています。 というのも、キョウガノコのようにシモツケソウ属と同じように房状で円錐形花序をつける花は白色の花を咲かせるものが多いというイメージがあったので、キョウガノコの鮮やかなロース色は目を引いたのです。 2011.6.30
シモツケソウは山地の草原によく見られる多年草で、群落をつくるので目立ちます。多数の茎が株立ちになり、径5~10cmの花房をつけます。花は桃色ですが、色に濃淡があり、白花もあります。一見、手のひら状に裂けた葉が長い葉柄についているように見えますが、よく見ると、わきに小さな葉(側小葉)が何枚もついています。
(みんなの趣味の園芸)
2011.6.30
シモツケソウの花色は桃色から白色まで濃淡がありますが、写真のシモツケソウの花色はピンクの濃い部類に入るようで、個人の庭先などで薄いピンクのものも見かけます。 写真のシモツケソウはアカバナシモツケ(変種)があるので、それかもしれません。

<キョウガノコとシモツケソウの違い>
草丈と葉の大きさは、キョウガノコがシモツケソウより大きく、頂小葉の下にある側小葉は、キョウガノコにはありますが、シモツケソウにはないようです。花色は、キョウガノコは濃桃で、シモツケソウは桃色~白色まで幅がある
ようです。
2017.8.27
シモツケ
シモツケソウはシモツケソウ属の多年草。シモツケはシモツケ属の木本で、シモツケソウとはバラ科の近縁種ですが、花や葉の形状は違くます。

シモツケは日本、朝鮮半島、中国に分布する落葉低木です。和名は下野(しもつけ)の国(現在の栃木県)にちなみます。育てやすくて大きくならず、観賞期間もとても長い、特に初心者におすすめの花木です。
初夏に、紅色の小さな花を枝先にたくさんつけます。花色や葉色が変化した園芸品種が多数あり、花のない時期でも、春から秋まで葉色の変化を楽しむことができます。
(みんなの趣味の園芸)
2017.8.27
中央区南15条?西10丁目当たり、国道230号(石山通)沿いの建物の外構植栽。 歩道際の地被植物はフッキソウ。その奥の葉が濃緑色で丸い株状のものがシモツケ。ピンクの花が咲いています。その後ろにノリウツギ、アオダモが植えられています。

 

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