ミズキ  斑入りミズキ

斑入りのミズキというとギンフミズキを思い浮かべます。 公園の生垣などのボーダー植栽や都心部のマンションなど外構植栽で使われているのをよく見かけます。
2012.6.15
2012.6.10
シラタマミズキとも言うそうで、一般に出回っているのは、その園芸品種 “エレガンティシマ” 。

今回のブログは、ギンフミズキではなく、斑入りミズキの高木です。
2013.6.9
国道230号南38条辺りの藻岩山の裾野に生える斑入りミズキ。
写真の斑入りミズキは、高さは7~8mくらいあったでしょうか。国道230号からはっきり見えるところにありました。

2011.6.26
この写真は、上の写真の2年前に撮ったものですが、下枝の葉は斑入りではなく、緑色しています。
最初この樹を見たとき、樹幹の上部が斑入りなので、通常の緑色のミズキが何かが原因で、何かの拍子で斑入りになったのか?と思っていました。

しかし、この樹に近づいて見ると 2011.6.26
この樹は2本立ちで、その内の1本は全ての葉が斑入りです。 そして、枝の出方、斑入りの主枝が細く通常の葉の枝が太いところを見ると、おそらく、元々は斑入りミズキの樹であったようです。 ところが、何かの拍子で下枝が先祖返りしたのです。
写真でも分るように、先祖返りした横に伸びる枝は、斑入りの縦に伸びる主枝より太くなっています。 斑入りの葉は光合成で、通常の緑葉より劣るのでしょうね。

今年の春、国道230号を自転車で走っているときに気づいたのですが、この樹はなくなっていました。枯れたか、若しくは伐採されたようです。 なかなかお目にかかれない樹なので残念です。 この「先祖返り」という現象は、斑入りでは案外普通に起こることなのでしょうかね。

 

 

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