ミョウガ(その3)

昨年5月末、ミュンヘン大橋近くにあるビバホームで、5株のミョウガ苗を購入しました。その年は順調に生育して、草丈50cmほどになりました。翌年、雪が解けて5月には他の草花と同じように新芽を出すと思っていたのですが、まったくその気配がありません。我慢できなくて6月上旬に土を掘り返して見たのです。そうすると、5株の内4株はほとんど枯死状態で、残りの1株だけ地下茎から白い芽が伸びだしているのです。それをもう少し陽が当る別の場所に植替えました。ここまでが、ミョウガ(その3)の話です。
014 ミョウガ2014.6.18
これは、6月上旬に掘り起こした地下茎を植え替えてから約2週間過ぎたところです。葉っぱがやっと1枚開いています。6月中旬にこの状態です。
それから約1ヶ月が過ぎて、
006-001.jpg2014.7.15
同じ地下茎から3つの芽が出てきています。 一番大きい株の草丈で、15cm弱です。7月中旬でこれですから、今シーズンの成長は推して知るべしです。今年はもちろん来年もこのような状態なら、ミョウガを食することができるのか大いに心配です。
先週の木曜日(7月10日)に、たまたま、我家の玄関先で、昔同じ職場で働いていた方に、ばったり出会ったのです。25年?30年?ぶりです。なぜ、ここにいるのか?を尋ねると、お嫁に行った娘さんの家(我家の近く)を訪ねて来たのだが、暇があって、ちょっと我家の庭を見に来たとのこと。この方も庭いじりが好きで、いろんなものを栽培されているので、我家のミョウガを見てもらって、
「この時期にこの大きさなんだけど、どうだろうか?」と尋ねると、
「うぅ~ん、これなら、今年は採れないね。」
いつごろ採れるのか?、収穫時期について尋ねると
「兄のところのミョウガは8月、9月?と、案外長い期間採れているようだよ」という話。
さらに話が進んで
「それなら、それを持ってきてあげる」と言うのです。
土曜日の朝、玄関のチャイムが鳴るので出てみると、その方の娘さんがミョウガをわざわざ届けてくださったのです。ありがたいことに。翌日、早速植え付けました。
005.jpg2014.7.15
これがいただいたミョウガです。草丈は50~60cmはあります。一塊になった株を分けて植えなおしました。それぞれの株を竹で結わえているのは、株分けしたために地上部の葉に比べて地下部の茎根が小さく、風で倒れそうになると思って、それを防止するためにです。また、土壌の乾燥防止のために落葉を敷きつめました。来年が楽しみです。
それにしても、我家のミョウガといただいたものの大きさの違いはなんなんでしょうか? 基本的に何かが違うようです。今のところ思いつくのは収穫時期の違いです。ミョウガには7~9月に収穫できる夏タイプと9~11月に収穫できる秋タイプがあるようです。 インターネット等で調べてみると、タイプの違いと耐寒性に関連する記載がないので、その違いがあるのかどうかもわかりません。
北海道で現在元気に育っているミョウガは、収穫時期が8月が中心なので、おそらく夏タイプなのでしょう。開拓時代以降いつ頃か分りませんが、この地に持ち込まれ、私が購入した苗のように冬が越せなくて枯れあがったものも多かったかもしれません。そこから生き残った、北海道にあったミョウガが、受け継がれてきたのでしょうか?  私がいただいた苗もその一つなのでしょうか? そんな大げさな話ではなく、ただ、植え場所が悪かっただけかもしれません。もし、このことについて、私と同じような経験のある方、なにかこのことについてご存知の方がいらしたら、教えていただければありがたいです。

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