ナス  半身萎凋病(ベンレート)

5月29日に、ナス(購入苗)を畑に植え付けました。
現在の家に住んで30年以上経つのですが、その間に数回程、3回? 4回?ナスを植え付けました。 当初は接ぎ木をしていない苗を植えて半身萎凋病に罹ってダメにしてしまったので、その後は接ぎ木苗と接ぎ木していない苗の両方を植えたのですが、やはり、両者とも病気にやられてしまいました。
2014.7.13
7月中旬、ちょうど一番最初の果実が大きくなり始める頃、株の片側半分だけに、下葉の一部が少し内側に巻く葉や、葉の一部の緑色が抜けて黄化ないし淡緑色になる葉が出てきます。 そして、その症状に気づいてから何日後に雨が降った翌日にそれを見ると病徴が急激に進んでいるのです。その日は気温が高めで太陽が降り注ぐ夏の日なのです。 その後の病徴の進行は株の片側だけからが全体に広がり、葉は垂れ下がって枯死します。 それらは引き抜いて処分するしかないのです。
2014.7.13
それで、我家の家庭菜園ではナスをほとんどつくっていなかったのです。
ところが今春、ある園芸好きの方から、トマトの半身萎凋病に効く薬があることを教えてもらいました。

写真の箱の中には、0.5g/袋が10個は入っている。 正味5g。
ベンレート(殺菌剤)を土壌に潅注する方法です。
ナスの農薬使用基準を見ると以下のように書かれています

希釈倍数     使用液量
500倍     200〜300cc/株
1000倍     400〜600cc/株

その方いわく、希釈倍数500倍で、液量を使用基準の2倍使えば効くというのです。 それで、定植後4日目の5月2日に1株に500倍で500ccの液をジョウロで株元に土壌散布しました。

とりあえず、農薬をかけて半身萎凋病対策は行ったので、7月中旬にその症状が出る?出ない?を待つばかりです。
農薬の商品名ベンレートの取扱い説明書には「土壌潅注は定植後~収穫14日前まで」と書かれているのですが、潅注(ジョウロで土壌散布)を行う一番適切は時期は、定植直後のように思います。 その理由は、定植後日数が経つと根が伸びてしまいます。しかし、定植直後なら根鉢周りにたっぷりかけられるので、薬の効果も高いように思うからです。

<余談>
最寄りのホーマックに行ってベンレートを買ってきたのですが、0.5g/袋が10個入っていいる1箱の値段が640円?でした。
農薬液をつくるときにその必要量を計算すると、
1株に500倍液を500cc潅注するには、べーレートの粉が0.5g必要です。 今回は4株植えたので2g(4袋)となります。 農薬代だけで1株に64円かかることになります。 今回4株植えているので合計256円かかったことになります。 これで確実に効くのならいいのですが、葉にそれらしき兆候がでてきたなら、再度かける必要が出てきます。 そのときはナスの株も大きくなり、それだけ根の範囲も広くなっているので、薬をかけるとなると1回目の倍以上かけないと効かないように思います。 そう考えると、この農薬代はたとえ少額であっても割高のように思えるのです。
それで、もし今夏ナスに半身萎凋病が出なかったら、ベンレート1回の土壌灌注で効果があると判断できるので、栽培農家が使う業務用の100g/袋で1000円前後のものを使おうと思っています。 それにしても、小袋に分けたものは使い勝手は良いのですが、業務用に比べるとべらぼうに割高です。

ナスの半身萎凋病(愛知農業試験場)
 https://www.pref.aichi.jp/byogaichu/seitaitoboujyo/3-nasu/nasu-hannsinnityou.html

 

 

 

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