トキソウ(タイリントキソウ) 耐寒性

2020.5.25
毎朝の散歩で見つけました。 この辺りは散歩以外でも時折り通るのですが、しかも、この地に住んで30年以上経つのですが、この花を見かけたのは初めてです。 2020.5.25
タイリントキソウはタイワン(台湾)トキソウと覚えていたのですが、ネットでタイワントキソウで検索すると、タイワンではなくタイリンで出てきました。
2020.5.25
タイリントキソウ(Pleione formosan)は古くより台湾から導入された球根性のランで、台湾以外では中国南部にも分布します。中国大陸では標高600~1500m、台湾では1500~2500mの森林内にある腐植質が積もった岩場や崖に生えています。
春に新芽が伸び出すとともに、花径5~7cmの花が咲きます。花は1つの芽に通常1輪、花弁は薄い赤紫色で、唇弁はふつう乳白色に薄茶色の斑紋があります。球根(バルブ)からはふつう2本の新芽が伸び、茎の頂点近くにムカゴがつきます。葉は1枚だけつき、長さ15cm前後のササの葉のような形で、縦じわが目立ちます。この葉は秋に落ち、そのころには親球も根も枯れて、新しい球根だけになって休眠します。
(webサイト みんなの趣味の園芸より抜粋)

ご近所さんのタイリントキソウの球根は濃緑色で、その頂点に小さくて丸いものがあります。 おそらく、これがムカゴなのでしょう。
ムカゴとは、植物の栄養繁殖器官の一つで、わき芽が養分を貯え肥大化した部分のこと。主として地上部に生じるものをいい、葉腋花序に形成され、離脱後に新たな植物体となる(ウィキペディア)
なので、それで増やせるのでしょうかね?。

ヒマラヤトキソウ  緑のセンター(豊平公園)の展示会(盆栽展)で。
タイリントキソウと同属(プレイオネ属:Pleione maculata)で、ブータン、ビルマ、中国南部、インド(アッサム、キッシム)などヒマラヤの近辺が原産なので、ヒマラヤトキソウの名で出回っているようです。

〇 タイリントキソウの耐寒性について
タイリントキソウは台湾(亜熱帯)の1500~2500mの高地に自生する種なので、ある程度の耐寒性を備えていると思うのですが、さすが札幌(亜寒帯)で越冬するのは無理と思っていました。
しかし、先日、近所の庭先でタイリントキソウを見つけて、「これって越冬するの?」と意外に思いながら写真を撮って帰ってきたのです。
しかし、この種は越冬が無理と思っているので、ダリアやカンナのように秋に掘り上げて春に植え直したか?と思い、植えてある場所を再度確認したのですが、そのような様子はないのです。 その場合は、土は柔らかで雑草など生えていないのですが、そこは球根の間からスギナが出てきていて掘り返すなど土をいじった気配はなく、長年そこで越冬しているようなのです。
パソコンで調べてみても、北海道でタイリントキソウを庭で育てている話題は皆無。
このご近所さんのタイリントキソウには、11月に入る頃、防寒のために落葉で被ってやるとか、何か箱のようなもので囲ってやっているのでしょうか? 越冬をどのようにしているのか?、今冬確認する必要があります。

 

 

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