ニガキ(その2):紅黄葉

今日は暖かかったのですが、先週の金曜日(9月27日)頃から急に気温が下がり、夜は寒いくらいです。そのためか、ハルニレ、オオバボダイジュ、サクラ、オニグルミ、ヤマモミジ、ヤチダモなどの多くの樹木で紅黄葉が急に進んできています。
真駒内公園で見つけました。公園内で一番色鮮やかに紅葉している樹です。種類はニガキ。冬芽が特徴的で、葉を齧るとしばらく、10分くらいは苦味が口の中に残る、ニガキです。<ニガキその1参照>
RIMG0051(赤字)2013.9.29
ニガキの紅黄葉はもっと黄色味がかっているものが多いのですが、この樹は赤味が強いです。紅黄葉は個々の樹によって相当幅があるようです。
039 ニガキ 中島公園2011.10.17
これは、中島公園の鴨々川沿いに生えているニガキ。樹姿がなかなかすばらしいです。
RIMG0045(赤字)2013.9.29
これは、ニガキの実です。
<余談 : 薬としてのニガキ:ウィキペディアより抜粋>
生薬 : 材から樹皮を剥ぎ取り、乾燥させると日本薬局方収録の生薬の苦木となる。苦木にはクワッシンを始めとする苦味成分が含まれ、強い抗菌作用や殺虫作用を持つといわれる。主に苦味健胃薬として用いられ、太田胃散などの薬に配合されている。ただし、伝統的な漢方方剤では、まず使わない。
殺虫剤 : 乾燥した木材を削ったもの、葉を乾燥させたもの等を湯などで煮出して煎剤をつくる。この煎汁(せんじゅう)は殺虫剤として使用され、農作物へ散布したり家畜へ散布して使用する。効果は農薬より劣るが、天然の殺虫成分のため有機農法などで使用されることがある。
また、アイヌの人々は、樹皮の汁を胃病や腫れ物に、衣服を洗ってシラミ除けに、鹿の矢毒に用いたそうです。

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