農薬散布

毎年、リンゴ、ナシ、プルーンの果樹4本に、3月下旬から4月上旬にかけて一度、石灰硫黄合剤をかけていました。 この薬は昔からの古い、殺虫・殺菌作用のある農薬です。 また、有機栽培(農薬の使用が厳しく制限される農法)に使ってもよい農薬になっているので、使用するにも安心感があります。

しかし、この薬を雪の残っている時期にかけると、雪面が黄色くなるので住宅街では使いづらく、また、衣服につくと腐った玉子のような、硫黄を含む温泉のような臭いがします。 農薬散布後、顔や手を洗ってもしばらくその臭いが落ちないので、あまり使いたくない農薬なのですが、使い慣れていることと安価なこともあって、30年近く?使ってきました。
今年もそれを使おうと農薬の棚を見るとほとんど残っていなかったので、ホーマックに買い求めました。 ところが、500cc瓶がないので、店員さんに尋ねると、
「もう500cc入りは販売しておりません。 製造元でつくらなくなって、あるのはこの18L入りだけです」と
それが置いてある棚に案内されたのですが、果樹3~4本かけるには量が多すぎるので諦めました。 この薬を使う人が減ったことで、果樹など大量に使用する農家のみを対象にせざるを得ない状況になったのでしょうね。

それで、春先の薬かけに何を使おうか?、虫にも菌にも効く殺虫・殺菌剤ってどんなものがあるの? 調べてみると、サンヨール乳剤、モレスタン水和剤などが並んでます。 しかし、モレスタン水和剤は見知ってはいましたが使ったことがなく、また、それらは2,000~3,000円/500CC本もするので、止めにしました。
それで、今までやってきた、葉が出る前に石灰硫黄合剤の25~50倍液をかけるのではなく、新葉が出てきて展葉する頃の5月上旬~中旬にオルトラン(殺虫剤)とダコニール(殺菌剤)を混ぜて使うことにしました。 5月8に農薬散布実施。
農薬
この2つを使った理由は、
① 手持ちだということ
② オルトランは、殺虫剤としては最も使われているものの一つで、接触性ではなく、浸透性(葉に薬が浸透して、それを食べる又は汁を吸った虫が死ぬ)なので、ある程度の期間効果がある
③ ダコニールも殺菌剤としては汎用性が高く予防的に使う薬

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