オウゴンシモツケ

オウゴンシモツケ:バラ科、シモツケ属、北半球の温帯、亜寒帯に広く分布するシモツケの園芸品種
本種は北海道全域でよく成育し、積雪の少ない冬期間の最低気温一30℃、最大積雪40cm以下、最大凍結深度1mの地域において10年間成育試験を行なった結果、先端部の枯れ込みがある程度で、道内の各地(道東、道北、道央の内陸部)での植栽に問題はないと考えられます。成長は基本種であるシモツケよりやや緩慢であるため、かえって樹形は整います。㈲川原花木園ホームページより
最近、街路樹の植樹桝に植えられ、柔らかい黄緑色の葉が印象的で、都心部、郊外を問わずよく見かけます。知事公館前の植樹帯に植えられているオウゴンシモツケです。
208-001.jpg2012.4.30
013 オウゴンシモツケ エドウィン・ダン記念公園2012.4.30
019 オウゴンシモツケ2012.5.6
030 オウゴンシモツケ2011.8.14 エドウィン・ダン記念公園
これは、同じオウゴンシモツケを4月30日、5月6日、8月14日(昨年)の3回、時期をかえて撮ったものです。芽出しから10日前後?は赤褐色の葉色をしています。それが、穂先の新葉は赤褐色を残しているものの、全体的には鮮やかな黄緑色へと変身してます。オウゴンシモツケの名前は、芽出しの色から来ているのでしょうか?
このオウゴンシモツケは、写真のように8月になってもこじんまりとした樹形を保っています。花壇や街路樹桝の植物材料として最適のように思われます。ところが、
003 オウゴンシモツケ ハバチ食害2011.7.6 真駒内駅前通
7月の始めにはこのようになってしまうのです。ハバチの幼虫による食害です。この株はまだ葉が上部に残っていますが、ひどいものは、すべて葉を食い尽くされてしまいます。
ハバチによる食害については、7月にもう少し詳しく調べたいと思っています。
美しい黄緑色の葉が好まれて、今盛んに都心部や人通りの多い植樹桝に植えられていますが、確実でしかもそんなに手間をかけないで食害を防ぐ方法を見つけないと、残念ながら、この植物は都心部から消えてなくなるのではないでしょうか。

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