ポプラ類の冬芽

今日は春分の日。 朝から晴れて、すっきりした青空と春の太陽がまぶしい日でした。
街の中心部では道路の雪はほとんどなくなっています。 私の住んでいる札幌の郊外では、まだ雪は残っていますが、歩道の雪も相当解けたので、今年初めて自転車に乗って真駒内公園に行ってきました。
園内はまだ雪に覆われていて、歩くスキーを楽しむ方や園路を散歩する方を多く見かけました。 春が待ちどうしくて仕方がない人たちばかりのようです。

「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、札幌では、彼岸以降にも寒い日や雪が降ったりする日もあります。 しかし、一つ言えることは、真冬に定期的にやってくる低気圧、1週間前後雪の日が続いてブリザードのような吹雪の日もある、そんな天候は、さすがに春分以降にはやってこないようです。

冬芽を続けます。 今日はポプラ類の冬芽です。 ポプラ類(ヤマナラシ属:Populus属)にはポプラ:Populus nigra(クロポプラ)、ヤマナラシ:Populus sieboldii、ドロノキ:Populus maximowiczii、ギンドロ:Populus alba の4種がありますが、今回は、ギンドロを除いた3種を取り上げます。

ポプラ類

ポプラ類

2015.2.28
左から、ヤマナラシ、ドロノキ、ポプラ

〇  ヤマナラシ
f冬芽は2/5らせん生である。 頂芽はやや大きく、、三角錐状卵形ないし長卵形で、先がとがり、長さ8~12mmある。 側芽は、紡錘形ないし長卵形で、先が鋭くとがり、長さ、6~10mmあr、わずかに開出する。芽鱗は托葉起源で、赤褐色ないし濃褐色をし、縁は淡褐色で、いくらか軟毛が残り、やや樹脂をかぶって10~13枚が覆瓦状に重なる。短枝化した枝では、頂芽だけしか発達しない。

〇 ドロノキ
冬芽は、2/5のらせん生であり、、大きく、褐色をし、無毛で、樹脂をかぶる。 頂芽は長卵円錐形ないし卵状紡錘形で、大きく、長さ15~20mmあり、先がとがり、、6~10枚の芽鱗がに覆瓦状につつまれる。 側芽はやや細く、紡錘形をし、3~4枚の鱗片につつまれる。花芽は太く、いくらか開出する。

〇 ポプラ(クロポプラ)
冬芽(側芽)は、2/5らせん生で、伏生し、紡錘形で、やや偏平し、先がとがり、長さ5~8mmある。 芽鱗は赤褐色をし、無毛で、つやがあり、2~3枚がみえ、いくらか樹脂をかぶる。頂芽は卵形で、長さ5~10mmあり、5稜をもち、6~8枚の芽鱗に覆瓦状につつまれる。 短枝では、枝先に1個の頂芽がつき、側芽は発達しない。 (落葉広葉樹図譜)

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