ポプラのある風景(その1:南区)

ポプラは、明治の中頃に日本に入ってきて、北海道を初め全国各地に植えられたようです。北国の涼しい気候と土地に合ったようで、現在では北大のポプラ並木や美瑛町の「ケンとメリーの木」に代表される、澄みきった青空に聳え立つポプラは、北海道を代表する風景となっています。
ポプラは、明治に導入されて以来、防風林として、田畑や牧草地の境界の目印として、戦後は、改良ポプラが生長が非常に早いということで、パルプ用材として植林されました。公園や緑地には、おなじみの細長いポプラは修景木に、改良ポプラは成長が早いことが緑化に適していると考えられたのでしょう、公園木として植えられました。
今、それらが大きく成長し、「ポプラのある風景」は札幌のいたるところに見ることができます。
1-077 ポプラ 真駒内公園2012.7.15
真駒内公園のポプラです。 青空に高く伸びているのがポプラです。中央にあるペンシル状のものや、枝を横に広げるタイプ、その中間的なタイプなど樹形は様々です。植栽がほぼ等間隔ですので、おそらく同じ種類を植えたのだと思います。種類はクロポプラ(ヨーロッパクロヤマナラシ:Populus.nigra)と思うのですが、どうでしょう?クロポプラの雌株は枝を横に広げ、雄株は立てるといわれています。樹形には相当ばらつきがあるようです。真駒内公園の造成が昭和42年に始まり50年に一部開放されていますので、これらの樹木の樹齢は50年前後と思われます。
1-021 ポプラ 改良ポプラ 真駒内川領地 2011.5.20
南区南町にある真駒内川緑地(真駒内川沿)に列植されている改良ポプラ(おそらく)です。樹高は優に20mは超えています。
1-058 ポプラ 真駒内小学校2011.7.1
南区真駒内真駒内小学校の外周に植栽されているポプラです。このポプラは小学校の北側にありますので、風除け(防風林)として植えられたのだと思います。学校のホームページをよると、このポプラはヨーロッパクロポプラのようです。この学校は昭和39年に完成していますので、その当時植えられたものなら、ポプラの樹齢は60年弱です。
1-042 改良ポプラ 豊平川 五輪橋上流右岸2012.9.1
真駒内公園の豊平川沿いに植えられているポプラ(おそらく改良ポプラ)です。 五輪橋から南東に向かって撮っています。

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