プラタナス:プラタナスグンバイ

台風18号の影響で日月共に1日中雨。日曜日は定山渓へ日帰り温泉に。月曜日は久しぶりに何処へも出かけず、テレビ三昧。今話題の“半沢直樹”をビデオ鑑賞。見入ってしまいました。来週は最終回。半沢の同期、近藤はねがえるのでしょうか? 最後のシーンで近藤が大和田常務に搾り出すように言った台詞、“お願いします”は本心ではなく、お芝居ではないでしょうか? そう思いたいのです。それにしても来週、最終回が楽しみです。
今日は、最近プラタナスにつくようになった害虫“グンバイムシ”についてです。
最初に気付いたのが昨年の夏、お盆を過ぎた頃でしょうか。プラタナスの葉がやけに白っぽく見えるのです。おかしいなと思いながら、その年は過ぎてしまいました。
010 プラタナス 大通西5丁目(赤字)2013.8.26
この写真は、今年の8月26日に撮っています。西5丁目腺の街路樹プラタナスです。真ん中の街路樹が白っぽく見えます。プラタナスグンバイの付いた街路樹です。郊外の街路樹プラタナス(南区を走っている国道453号など)はそれほど気にならないのですが、大通近辺のプラタナスはやけに白っぽく見えます。
014 プラタナス(赤字)2013.8.26
近づいて見るとこのように見えます。最初、葉が白っぽいのと赤茶けた部分が関係あるのではないかと思ったりもしたのですが、赤い部分はプラタナスグンバイとは関係ないようで、生理障害か何かの病気なのでしょう。それが何であるのか?は解りません。
012 プラタナス(アカジ)2013.8.26
地面に落ちた葉の裏側を撮っています。この写真でははっきり解りませんが、接近して見ると、
022 プラタナス(赤字)2013.8.26
このように見えます。白っぽくて透けたように見えるのがグンバイムシ(4匹)の成虫です。その近くに少し小型でちょっと茶色っぽいもの(4匹)が見えます。それが幼虫なのでしょうか? そして葉裏全体に黒っぽい粒々が見えます。グンバイムシの排泄物のようです。
グンバイムシは、アブラムシやカメムシと同じように植物の液を吸って生活しています。葉裏から吸汁されるので、葉表から見ると葉緑素が抜けて白ろっぽく少し黄色味を帯びて見えます。葉に生気が無くなるというか、今まで見てきたプラタナス(10月まで青々とした葉をつけているプラタナス)でなくなっています。おそらく来年以降も確実にグンバイムシがつきそうです。そして、街の中心部から郊外へと拡がっていきます。公園や街路樹でこのような生気のない色あせた葉色のプラタナスしか見られないと思うと残念です。
<プラタナスグンバイについて>
ウェブサイトで調べると、各都道府県の研究機関等から“プラタナスグンバイ”についての報告書等を数多く見ることができます。簡単にまとめると、
・日本で最初に確認されたのは今から12年前の2001年、愛知県名古屋市。
・北米原産で、近年ヨーロッパ等世界的に拡がっており、分布を拡大している。
・生態は、東京都では年に2~3世代を繰り返し、成虫で樹皮下で越冬する。
<グンバイムシの名前の由来>
今の若い人はテレビで相撲を見ないのでピンとこないかもしれませんが、相撲の行司さんが持つ軍配に似ていることから来ているそうです。

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