リョウブ

札幌は、昼間少し蒸し暑く感じるときもありますが、気温が30℃を超える日はなくなり過しやすくなってきました。夜は窓を開けていては涼しいというより寒く感じるくらいです。やはり、お盆を過ぎると昼間は暑くても夜はぐんと冷えてきます。ナナカマドの実も赤味を帯びてきています。秋はすぐそこです。
今日は、リョウブです。こちらではあまり見慣れない聞きなれない樹です。身近な公園では見かけない樹です。自生地は北海道では道南までで、札幌には元々生えてない樹です。
001 リョウブ(赤字)
北大植物園と豊平公園で白い花が咲いているのを見たことがあるのですが、それ以外の公園では・・・・。ところが見つけたのです。真駒内公園で見つけました。五輪通に面する入口横にあります。
樹の大きさは4m前後で、地際から叢生して株状になっています。
026 リョウブ(赤字)2013.7.20
真駒内公園で最初に見つけたのが7月20日、今から約1ヶ月前です。花が咲いていると思ったら、まだ蕾でした。つぼみが白いので、花が咲いていると勘違いしたのです。
003 リョウブ(アカジ)2013.8.15
花は枝先から長さ10~20cmの細長い花序を数本出し、こそにたくさんの小さな花を咲かせます。そして、開花は花序の基部から先端部分に向って順次咲いていきます。花序の先端から1/3はまだ蕾、中央部分の1/3が開化中で、基部の1/3は花弁も散って種子ができかけているように、花の咲き方はずいぶんゆっくりなようです。
ということで、このリョウブは、花の咲いている期間、というより花が咲いているように見える期間が1本の樹で1ヶ月以上に渡るのです。夏場の7月中旬~8月下旬まで長い期間、楽しめる樹です。
025 リョウブ(アカジ)2013.8.11
これは、豊平公園のリョウブです。バラ園横のツルウメモドキのトンネルアーチ裏手にあります。
涼しげな樹姿で、もっと公園に植えられても良さそうな樹です。本州では10mにもなる樹もあるようですが、札幌ではそれほど大きくならないでこじんまりとまとまるようです。
<余談:樹肌>
024 リョウブ(赤字)2013.6.30
これは、リョウブの樹肌です。プラタナスのように樹肌の薄い片がはがれ斑模様になります。樹肌の色合いと斑模様はナツツバキとよく似ています。

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