タマネギ(その5) 収穫

2022.9.5
百合が原公園へ行く途中で撮影しました。 ちょうど収穫をしているところでした。
たまたま、道路近くで作業中のトラクターが止まったので、その農家さんにお話を聞きことができました。
それによると、根切りを行ったのが8月24日だそうで、その11日後の9月4日が収穫日です。 タマネギの品種は「札幌黄」。
タマネギは明治初期に日本で最初に札幌で試験栽培がおこなわれたのですが、「札幌黄」は試験研究機関と札幌の栽培農家さんによって生まれ育った品種のようです。

「札幌黄」は、病気に弱いことに加え、遺伝子に多様性があるため形が不揃いのものが多いこと、また近年多く流通しているたまねぎと比べ日持ちもしないことなどから、生産量が少なく、なかなか市場に流通していません。しかしながら、一般に流通しているたまねぎよりも肉厚で柔らかく、加熱後の甘みが強いため、根強いファンも多く、近年「札幌黄」を好んで使うレストランも増えてきています。その特徴的な味と、入手のしにくさが相まって「幻のたまねぎ」と言われています。
(東区のHPより)

2022.9.5
根切り後、11日経った畑で横になっているタマネギ。
その農家さんに今年のタマネギの出来を尋ねるのを忘れたのですが、我家でつくったものに比べると、当たり前ですが、玉の大きさが揃っています。

根切りとは? なぜ収穫前に根を着る必要あるのか? 家庭菜園では、畑から引っこ抜いて食べているのに。
根切りには、収穫前と収穫後の二通りがあるようですが、栽培農家さんは、収穫前に行っています。
タマネギ栽培の多い札幌の篠路・丘珠地区では、この時期、タマネギがタテヨコ高さ約1.5mのコンテナにぎっしり詰め込まれ、何段にも積まれて屋外に保管されているのを見かけます。 これらは、これから来年の春にかけて順次出荷するタマネギなのです。 その間(長期間保存)、タマネギが腐らないように、品質が落ちないように乾燥して保存する必要があるのです。 なので、根切りの目的は、先ず第一に乾燥させて長期保存が効くようにするためのようです。そのほかの目的として、収穫作業の効率化はもちろん、大きくなることによる裂皮や皮ムケを防止することや、黄色の皮の着色促進など、品質向上を目的としているようです。

家庭菜園で根切は必要か?
もし、貯蔵保存するほどタマネギをつくっているのであれば、収穫後根切りして乾燥保存(赤い網目状のタマネギ袋にいれて)です。

 

 

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