ウツギ類3種  タニウツギ ベニウツギ ハコネウツギ

この時期の6月~7月上旬にかけて、ヒメウツギ、タニウツギ、バイカウツギ、、ハコネウツギ、ウツギ、ノリウツギなど “ ウツギ ” と名前のつく花木が順次花を咲かせていきます。 これらの樹木は “ 空木 ” という名前がついているので、枝を切るとその中はおそらく空洞なのでしょう、なので、これらは同じ仲間に思えてしまいますが、種類(科属)は違います。
今回は、その中のタニウツギ、ベニウツギ、ハコネウツギを紹介します。 ウツギ、ヒメウツギ、バイカウツギ、ノリウツギ、ベニウツギは、以前このブログで紹介していますので、それらを見ていただければありがたいです。

  2016.6.12                               2014.6.22                                2013.7.2
2015.6.12                                2013.6.29                               2013.7.7
豊平川と山鼻川の合流地点  豊平川22条大橋上流左岸  五輪団地内
<予備知識:河川の位置の表現方法>
上記の豊平川22条大橋上流左岸の意味は、
・22条大橋上流は22条大橋とミュンヘン大橋の間のこと
・左岸は、22条大橋を川下に向かって立ち、左側を左岸、右側を右岸となります。
なので、22条大橋とミュンヘン大橋の区間で、西側、藻岩山側の河川敷を意味します。
 写真はクリックすると拡大します。 
写真左から、タニウツギ、ベニウツギ、ハコネウツギ
この3種は同じタニウツギ属なので、花の形状はよく似ており、花弁の先は5裂で、漏斗状の細長い形をしています。
タニウツギの花色は薄いピンク~ピンク~赤みを帯びたピンクまで幅があります。 「樹に咲く花」によると、タニウツギは変異や自然交雑品が多く、分類の困難なグループなのだそうで、公園などで見かけるものは、花色が微妙に違っているものが多いです。
また、個人の庭で、普段見かけるベニウツギと違う、深い紅色したものを見かけます。 これはベニウツギの別の品種?、それとも別の種類?、 とにかく判りづらいです。

2017.6.17
左から ハコネウツギ、タニウツギ、ベニウツギ
葉の形状(北海道樹木図鑑)
・ハコネウツギ 広楕円形~倒卵形で、長さ7~16cm 表面に光沢
・タニウツギ 楕円形~卵状楕円形で、長さ4~11cm 裏面は毛を密生
・ベニウツギ 楕円形で5~6cm。
タニウツギとハコネウツギの葉は、先端部に近いほど細長い葉形になる。 写真上段の葉は、主枝に近いほう、下段は先端部に近い葉。

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