ヤマグワ  冬芽


冬芽はニ列互生し、卵形ないし卵状楕円形で、やや扁平し、先が尖り、長さ3~6mmある。 ※仮頂芽は上位の側芽と同じ大きさである。 芽鱗は栗褐色をし、縁は淡色であり、無毛で、4枚が瓦状に重なる。(落葉広葉樹図譜)
ヤマグワの冬芽は、芽鱗の縁が白っぽくなり、卵型をした茶色地に、斜めに太めの白線が2本入ったような模様となります。

※仮頂芽 : 頂芽とは、枝の先端の冬芽のことで、それ以外の冬芽を側芽という。側芽は葉の付いていたところ(葉腋)にあり、枝の先端に見えても、実はその先の枝が枯れて折れてしまっている場合もある。 その場合は仮頂芽と言う。 一般に、仮頂芽は側芽と同程度のサイズになり、樹種によっては、頂芽も側芽と同じ程度の木もあるす。(冬芽の分類より抜粋要約)


写真は、真駒内公園内にあるヤマグワ(雄株と雌株)。 ヤマグワの樹形は、周りに障害物がなく自由に枝を伸ばせる場合、枝は横に伸びる性質が強いようで、扇子を目一杯拡げた形、八の字を逆さまにした末広がりの形状を示 すようです。
 2018.1.26
ヤマグワの芽の付き方は互生で、一年枝はジグザクになるのが特徴です。 芽の付き方が互生の樹は多いのですが、エゾエノキやケヤキなどニレ科の樹を見ると、その特徴がよく分ります。

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