ヤマウルシ(その1)紅葉

 札幌は10月に入って最低気温が10℃を下回る日が多くなっています。15日(水)は6.0℃、16日は6.1℃まで下がっています。明日、19日(日)は5.0℃まで下がるようです。我家では、例年10月10日(昔の体育の日)頃から暖房するのですが、今年は12日でした。 朝晩の冷え込みが体に沁みこんで込んでくる時期になりました。 そして、この時期(紅葉が終わる頃)から、荒れ果てた家庭菜園の整理、庭や家の周りに雑然と放置された小物類の片付け、冬囲いなど長い冬への備えを始めます。
前回、17日のブログでハウチワカエデの紅葉を取り上げました。 今回は、ヤマウルシです。
1-009 ヤマウルシ2014.10.9
赤く紅葉しているのがヤマウルシです。 赤い樹が全てヤマウルシかどうか分かりませんが、ざっと見てそのようでした。山を削ってできたこの法面(崩れないようにオーチャードなど牧草類?やヨミギなどで法面保護されている)は、小鳥の休憩場所?に好都合だったのか、おそらく小鳥が近くの山に生えていたヤマウルシの実を食べて、休憩時に“ふん”を落として、その中に含まれていた種子が大きくなったものではないでしょうか?
1-006 ヤマウルシ2014.10.9
場所は、精進川沿いに整備されたパークゴルフ場の法面に生えています。 樹の大きさは1m~3、4mで、それほど大きくならないようです。 ヤマウルシはヌルデと同じように、道路沿いや郊外の住宅地外れの空き地、以前何かの理由で森林を伐採して一時 更地になったところなど、、果って一時裸地になったところにすばやく根を下ろす樹のようです。 南区の山沿いや郊外の道路沿いでは、ヤマウルシと同じように赤く紅葉するヌルデのほうが見る機会が多いです。
1-008 ヤマウルシ2014.10.9
それで、ヤマウルシとヌルデについて調べてみると、この2種は同じウルシ科ウルシ属(Rhus属)で、 ・赤く紅葉すること、 ・種子の形状・形態が似ていること、 ・小さい花が円錐状に咲くこと、裸地にすばやく根をおろすことなど、その性質が同じようで、似たもの同士(近縁種)のです。
1-005 ヤマウルシ2011.10.23
ヤマウルシの種子。 ヌルデとほとんど同じです。(追記:写真はヌルデのようです。よく見ると葉軸に翼がついています。間違ってました。)
1-116 ヤマウルシ2010.9.11
これがヤマウルシの果実です。大きさはヌルデより大きいようです  ヌルデ:約4mm ヤマウルシ:約6mm
1-052 ヤマウルシ2011.10.7
北大植物園のヤマウルシ

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