アロニア(その3)

インターネットで、アロニアを検索すると、老化や癌の原因になる活性酸素の抑制、疲れ目に効果(特に目によいといわれている)があるなど、今はやりの機能性食品として販売されています。私もそれに乗った口で、4年前に苗を5株購入しました。アロニアは豊産性で、今年は2kg強収穫しました。それを冷凍保存して、毎日5~6粒ほどかじっています。えぐみはありますが、慣れてくるとそれほど気にならなくなります。朝目覚めのしくしくしょぼしょぼ感がないとき、「これはアロニア効果かな」と思ったりしています。
そんなアロニアの冬芽です。
1-RIMG0001(赤字)
アロニアには、赤い実をつけるアロニア アルブティフォリア(A.arubutifolia)と黒い実をつけるアロニア メラノカルパ(A.melanocarpa)があります。これは後者のメラノカルパのほうです。冬芽の大きさは1cm前後でしょうか。形と色は同じバラ科のナナカマドと似ています。頂芽は花芽のようで、その下方についているのが葉芽です。
1-002 アロニア2012.4.22
芽吹きです。芽吹き時期は他の樹木より少し早めです。
1-071.jpg2012.4.24
①名前の由来
属名がアロニア(Aronia)で、それがそのまま名前になっています。
②Data
科名 バラ科
属名 アロニア属
学名 Aronia melanocarpa
花期 5月
分布 北アメリカ東部
英名 Black Chokeberry
余談(その1)
我家のアロニアは、4シーズンの夏を越して、約1m弱の大きさになっています。数年前、アロニアの実を生産されている方のものを見せていただいたことがあるのですが、年数は聞かなかったのですが、それは1.5m前後でした。2mくらいにはなるようです。
北海道林業試験場では、1989年にロシアより種子を移入しています。現在(2004年6月)では、それが3mくらいになっているそうです(光珠内季報より)。それから8年が経過しています。現在ではどれくらいの大きさになっているのでしょうか?
アメリカ農務省のページ(Natural Resouces Conservation Service)を見ると、成熟した樹で6フィート(約1.8m)、20年生で最大15フィート(4.5m)と書かれています。
余談(その2)
先月、目の定期検査に行ってきたときの話です。そこの眼科医には、もう20年以上お世話になっていて、検査が終わると、いつもちょっとした世間話になるのです。それで、今年はアロニアの実がたくさん取れて、毎日少しづつそれを食べているので、その先生に、
「先生、アロニアをご存知ですか?あの目にいいというアロニアを」
アロニアが目に大変よいことを説明し終わると、
「へぇー そんなのあるの? 知らないね。売りたい人がいると、それなりに効き目があるというようなことを言う人が出てくるんでしょうな」
と全く相手にされないというか、私の期待を裏切る答えが返ってきたのです。当方としては、少しはそれなりの効き目があるような回答が得られると思っていたのに、全く以外というか当てが外れてしまいました。
このときの先生との会話以降もアロニアを食べているのですが、アロニアに対する期待(目に特別の効果があるという期待)は少なからず落ち気味で、今は、健康にいい果実で、目にも少しは効果がある、食べないよりは食べたほうがいい健康食品という程度の気持ちで、冷凍アロニアをかじっています。

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