アロニア(その6):オウトウナメクジハバチ

アロニアの実が黒く色づいてきました。5月下旬に花を咲かせてから約2ヶ月が過ぎます。
017 アロニア2014.7.25
9月上旬に収穫しましす。 あと1ヶ月ちょっと。今年は例年と違うのは、虫がついたことです。平成20年に植えて、今年で6年目になりますが、今まで病気はもちろん虫などついたことがありませんでした。アロニアの葉はリンゴやナシなど他の果樹に比べると少し硬めで、しかも、ブルーベリーなどと同じ小果樹なので “害虫がつかない” と勝手に思って今まで農薬をかけていなかったのですが、やはり生物界は多様です(当然なんですが)、この葉を食べる虫がいました。
008 オウトウナメクジハバチ2014.7.25
007 オウトウナメクジハバチ2014.7.25
調べてみると、“オウトウナメクジハバチ”と分りました。ハチの幼虫です。
幼虫は体長最大約15mm。暗い黄土色の粘液に被われる。胸部が太い。 年2回発生。幼虫は7~9月に葉表に見られ、葉の表面を削り取るように食害する。土中に薄い繭をつくり越冬する。(北海道 樹木の病気・虫害・獣害)
写真の葉にあるたくさんの小さい円形と不整形な白い部分がこの害虫によって葉の表面を削り取られるように食べられた部分です。この害虫の頭は右側の少し膨らんだ方のようです。
我家のアロニアの葉を削り取ったオウトウナメクジハバチは、多くの害虫で見られる一斉に集団で発生するのと違い、あちらの葉に一匹、こちらの葉に一匹と発生密度は低いのです。それで、毎朝、アロニアの葉を観察して、見つけ次第、葉を折り曲げて押しつぶす処理を1週間ほど繰り返すと出てこなくなりました。
発見が早かったのか?、それとも、この害虫の拡がり?(成長?繁殖?)が遅いのか?その辺のことはよく分りませんが、被害は比較的少なく収穫への影響はないようです。
<余談:アロニアのいまいちなところ>
ポリフェノール類※1 は、ガンの発生や血管の老化などあらゆる病気の根源である細胞の酸化を防ぐ抗酸化作用の働きがあると言われています。そのポリフェノールの内の一つアントシアニンは目の健康によいと言われ、アロニアは ブルーベリーの3~5倍含まれていると言われています。 それで、それを信じて?、期待して1週間に何回かアロニア(冷凍した物)の実を10粒前後食べているのですが、それを続けていると気になることがあります。
当ブログのアロニア(その5)で、干しアロニア(冷凍したものも同じ)を食すると、舌の奥に果皮のザラザラ感が残ることは記していますが、もう一つは、長期間食べ続けると、アロニアの色素で歯が黒ずむようなのです。これを食べた直後に口の中を見ると、舌は真っ紫、真っ黒になり、それがなかなか取れないのです。これは紫色の色素であるアントシアニンが多いことを証明しているのですが、それでも、いつまでも口の中(舌)が真っ黒なので、外出前や朝歯磨きをした後などでは、とても食べられません。寝る前の歯ブラシは丁寧に時間をかけて磨いているつもりなのですが、気になります。
そんなこんなで、食べ方を変える必要がありそうです。今年は、シロップをつくって、ジュースにするのはどうかな?と考えています。

※1: ポリフェノール (polyphenol) とは、ポリ(たくさんの)フェノールという意味で、分子内に複数のフェノール性ヒドロキシ基(ベンゼン環、ナフタレン環などの芳香環に結合したヒドロキシ基)を持つ植物成分の総称。
ほとんどの植物に含有され、その数は5,000種以上に及ぶ。光合成によってできる植物の色素や苦味の成分であり、植物細胞の生成、活性化などを助ける働きを持つ。(ウィキペディア)

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