ベニシタン

いつも通勤途中でお目にかかるベニシタンの生垣です。
023 ベニシタン(赤字)2013.10.6
赤い実が朝日に照られて一層赤く輝きます。 生垣でも見かけますが、グランドカバーとして使われています。
024 ベニシタン(赤字)2013.10.6
ベニシタンの学名はCotoneaster horizontalis(コトネアスター ホリゾンタリス) で、小種名 horizontalis は英語の horizon、地平線、水平線の意味です。札幌の場合、降雪量が多く、しかも根雪の期間が長いこともあって、地面に張り付くように枝を伸ばしているベニシタンを見かけます。正しく Horizonな植物です。
017 ベニシタン(赤字)2011.10.21
実の大きさは、5~6mmほどで、9月になると、この赤い実に気付きます。花は6月頃咲くので、毎年写真を撮ろうと思っているのですが、ついつい忘れてしまします。何しろ小さくて目立ちません。
樹木事典には、葉は常緑性又は半落葉性と書かれていますが、我家の近くにある生垣はどうだったのか、年中葉をつけているような気もしますが、いまいちはっきりしません。今冬と来春はしっかり確認するする必要があります。
<余談>
ベニシタンは、盆栽や鉢花にされますが、これと似た、赤い実をつけるピラカンサも鉢花で見ます。このピラカンサは、ベニシタンと同じバラ科で、葉はベニシタンに比べて細長く、棘があります。本州では庭木や生垣に使われているようですが、札幌では見かけません。露地では冬を越せないのでしょうね。
以下は“園芸植物大事典”より抜粋
〇 ベニシタン
ベニシタンの仲間(コトネアスター属=小さい赤い実をつける仲間)ヨーロッパに自生するものもあるが、大部分は中国中部から西部、ヒマラヤに分布し、日本には自生種はない。ベニシタンはこの仲間(コトネアスター属)では最も普及している種(しゅ)で、日本には明治初年に導入されている。中国西部原産
〇 ピラカンサ
常緑性低木で、ヨーロッパ東南部からアジアにかけて6種が自生。日本では、ピラカンサ属のいくつかの種(しゅ)を総称して“ピラカンサ”とよんでいる。日本で栽培の多いのがヒマラヤトキワサンザシ、トキワサンザシ、タチバナモドキの3種であるが、近年は種間交雑により改良された園芸品種が出ている。

にほんブログ村 写真ブログ 植物・花写真へ
にほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA