紅葉の始まり(着々と進む冬への準備):札幌周辺豊平川沿いの山々 

日本の標準時子午線は兵庫県の明石を通っています。ので、札幌は日の出が西日本に比べて約1時間早く、太陽の南中が11時頃になり、日の入りも1時間早くなります。
お盆前までは午後7時頃まで明るく、気温も高いので、「まだ夏なんだ」と思えるのですが、9月に入ると、6時半頃には薄暗くなり、秋分の日を過ぎる頃には、午後6時はほとんど夜になっています。 9月は「陽が落ちるのが急に早くなった」 と感じる月です。
ついちょっと前に過ぎ去った6月の爽やかで午後8時前まで薄明るかった頃は、家庭菜園に種をまき、苗を植え、それが大きくなるのが楽しみで、明るい太陽の下で作業をしていたのです。今、目の前にあるそれは、3時過ぎには隣家の長く伸びた影の中で、キュウリは干乾びた葉と曲がりくねった果実をつけ、ミニトマトは果実が割れて多くが取り残され、6月の手入れの行き届いた畑に比べると、収穫を終えた少々荒れ気味の見捨てられた畑になっています。ひと夏が終わったいう思いになります。 そして、これからそう遠くない時期にやってくる北国の暗くて長い冬が頭の中を過り、特に雨が降った日などは「今年も終わってしまったんだ」などとなんとなくふさぎ込んだ気分になってしまいます。(少し、センチメント過ぎますか?)
大通公園のハルニレが、黄色と褐色の中間的な色合いで黄葉し始めています(お世辞にもきれいに黄葉しているとは言い難い)。自動車の排気ガスのせいでしょうか、都心部にあることもあって環境のストレスが大きいのか、周辺の山々に比べると黄葉と落葉が早いようです。樹冠上部の葉を相当落している樹(ハルニレ)も見られます。
札幌周辺の山々が本格的に紅葉するまでにはあと3週間くらいありますが、濃紺の夏に比べると色あせた緑色となった山肌の樹々は、紅葉・黄葉に向かって日に日にその色を変えていきます。
平成12年(2012年)に、藻岩山の定点観測(1回/1ヶ月写真を撮る)した同じ場所から取っています。
1-009 藻岩山2014.9.23
藻岩山
028.jpg2014.9.23
定山渓温泉
山の下側に、薄い緑色の樹が数本見えます。ヤチダモではないでしょうか。ヤチダモは、他の樹木に比べて冬への準備が早いようで、この時期に白っぽい葉や黄緑の葉に変化したヤチダモの樹をよく見かけます。
031-001.jpg2014.9.25
小金湯
033-001.jpg2014.9.25
豊滝 正面の山は八剣山

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