円山公園  晩秋の輝き

2017.11.3
自転車で南1条通を西に向って走り、環状通を横切って車道幅の狭い円山線に入ると左右に円山公園の樹林地が拡がってきます。 左手に坂下グランド、その奥に円山の山肌を見ながら、100~200m程進むと左手に写真の場所があります。 開拓史が設置した養樹園、現在の林業試験場に当たる施設があった辺りでしょうか。
夏場にこの当たりの園路沿いを歩くと、公園や郊外の道路脇に生えているクローバーやブタナ、少し草丈の高いシナガワハギやノラニンジンなどの帰化植物はほとんどなく、この地方に自生する野草を見ることが出来ます。
1~2ヶ月前ここに来たときは、そんな色あせた下草で覆われた樹林下でしたが、晩秋の落葉期には、このように褐色の世界に変身します。 自転車を降りて人気のない落ち葉の上を歩くと、カシャカシャと葉の擦れる音が響きます。 これから始まる長い長い冬を前にして、北国札幌の短い秋、円山公園の樹林地は最後の輝きを放っています。

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