ナシ(その3):幸水

昨年(2013年)7月8日のブログで、その前年の秋に、我家に2本あったプラムの内の1本が枯れたことを記しました。
その翌年(昨年)は、1本になったプラムの樹には1個の実もなりませんでした。プラムは、やはり自家不和合性であることがわかりました。
それで、その後に何を植えようか?といろいろ迷った(手間がかからず、それでいて美味しい果実を育てたい)のですが、日本ナシに決めました。赤系の“長十郎”が比較的耐寒性があり、果実は少し固めですが、なにしろ甘いので、それに、市内の果樹農家さんが“長十郎”を栽培しているという話で、これは、とりあえず、札幌でも商品なるナシができるということですから、これが大きな決め手となり、日本ナシに決めました。
4月末のゴールデンウィークに、園芸店に行き、ナシの苗木を見ると、“幸水”、“豊水”など“長十郎”以外にもいろいろと品種が揃っており、売っている方に尋ねろと、
「幸水や豊水でも十分育つよ」と言われ、身近に日本ナシを栽培しているという話をあまり聞かないのですが、とりあえずその言葉に乗って、信じて、当初の“長十郎から少し路線を変更して”“幸水”を買ってしまいました。
1-025 ナシ 幸水2014.9.4
4月下旬に自家製堆肥を入れて、深植えにならないように植え付けました。 購入時の苗木は1.7~1.8mもあったので、高さ1.3~1.4mくらいの位置で切戻しています。切り戻しの高さは、もう少し低い、1mくらいがよかったように思っています。今年伸びた枝(徒長枝)は左右に斜め45°に誘引しようと思っています。実を生らすのは、上手くいけば、来年充実した枝に花芽をつけて、再来年に1~2個実をつければいいかなと思っています。
写真左側に樹木の幹が見えます。これは2本の内の1本のプラムです。1本は抜根できたのですが、大きめの方のプラムは抜根できずに、枝葉を切落して丸太棒で残っています。
<心配事>
スーパーで売っている果物が一見美味しそうに見えて、しかも、値段が安いと、ついつい買ってしまいます。食べてみると、ぼけているとか甘くないとかで、果物は嗜好品なのでがっかりすることがたびたび?あります。
これと似たようなことが、この“幸水”にも起りそうなので心配しています。
再来年の秋、薬かけや袋掛けなど一シーズン手間をかけて育て、大きく実った“幸水”が普段食べている甘くて瑞々しい幸水と違って、甘味の薄い、しゃきしゃき感のない“幸水”だったらと。なにしろ、植えている場所が札幌ですからね。
<日本ナシの生産:平成24年(2012年)
〇都道府県別
・千葉:34,400t
・茨城:26,500t
・栃木:22,300t
・鳥取:21,100t
・長野:19,500t
〇 品種別(平成24年度:2012年度)
日本のナシの栽培面積は、13,800haで、その内、幸水;40%、豊水;27%、二十世紀;8%で、幸水と豊水で7割弱を占めています。 確かに、スーパーで見るナシは、幸水が多いですね。

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