ニラ 1年遅れの定植

昨年の6月にニラの種をまきました。 その年の秋に植え替えよう(定植)と思っていたのですが、いつでもできると思ったまま、今年の今頃になってしまいました。 1年遅れです。
ニラ2014.6
6月の種まきは2回目で、5月中旬に一度種をまいています。 しかし、芽が出なかったので他の作物の種をまいたのです。
調べてみると、ニラの種子は殻が硬く吸水しにくいので、乾燥すると発芽は遅れるとのこと。 札幌の5月~6月は比較的雨が少ないので、種をまいたときは、十分に潅水する必要があるようです。

ニラ2015.6.4 昨年6月に種をまいた株
北海道では、4月~6月に種をまいて、その年の8下旬~9月上旬頃に定植します。 その年は食べずに、翌年、新しく出た葉を5月下旬頃から食べるのが一般的なようです。

ニラ2015.9.20
これは、植えつける前のニラ
掘取り前の株は、茎(白い部分)が地際から少し上がっていて、植付けは15cmほど掘って、深植えにしています。(物の本にもそのように書かれています)
茎の部分を土に埋めないと(深植えしないと)、刈取るときに茎の部分から切ってしまいそうです。

ニラ2015.9.20
5株を束ねて植えています なぜ、束ねて植えるのか?、本にそのように書いてあるからですが、いまいちはっきりした理由は分かりません。おそらく、その方が収穫しやすいからなのでしょうね。 料理に少ししか使わない家庭菜園では、束ねて定植する必要はないかもしれません。種をまいて、そのまま植えっぱなしでいいように思います。
写真手前の白い茎はアサツキ。 7月に球根を掘り起こして陰干しして置いたものを、ニラの定植に併せて植え付け。

我家でニラを一番使うのはキムチ鍋。 10月~11月に柔らかい葉を使うには、8月のお盆頃に一度刈る必要があるのでしょうかね。 もう少し遅くてもいいのかな? 来年試す必要がありそうです。

<余談>
ニラはユリ科?、ネギ科?の宿根多年草の植物で、生育適温は16~23℃であり、5℃以下での低温で生育が停止する。 また、25℃以上で葉は徒長的となり、30℃以上で生育は緩慢となる(正しく、北海道向き)。
しかし、比較的温度には鈍感な作物である。種子の発芽は20℃前後が適温で25℃以上および10℃以下ではほとんど発芽しない。
ニラの根は浅根性で通気性を好むので、排水不良土では湿害が出やすい。 酸性土壌は好まず、最適PHは6.0~6.5である。(北海道の野菜づくり全書より)

栽培農家さんは、4年間くらい収穫して、その後廃耕にするそうですが、家庭菜園では、いっぺんに刈取らなければ、ずっ~~と持つのでしょうね。

<追記 2015.9.28>
野菜に詳しい知人に、この話をしたら、
「4~5年に一度、株分けして植え替えればいいよ」
そうですよね、良質なニラを食べようと思えば、手抜きしないで、株分けして植え替えればいいんですよね。 その時に、堆肥を入れて置けば、さらにおいしいニラが食べられのです。

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