ヤマモミジ  大通西12丁目

2017.10.25
写真は大通西12丁目のヤマモミジ。 大通西13丁目にある札幌市資料館(昔の札幌控訴院:裁判所)側から撮影。
大通公園は西1丁目~西12丁目までありますが、紅葉が一番きれいなのは西12丁目です。西12丁目で多い 樹種はヤマモミジ、その他に黄葉するシナノキなどが植えられています。
背後に立っているベージュの建物は札幌高等検察庁

2017.10.25
モモジの紅葉が最も美しく見えるのは、太陽の陽を透かして赤く輝くとき。

 

公園などで見るモミジはヤマモミジが多く、樹名板もヤマモミジと書かれたものが付けられています。
不思議なのは、豊平区西岡にある森林総合研究所の樹木園、この樹木園は系統別・樹種別に樹が植えられているのですが、カエデ科の一画にはオオモミジとイロハモミジはあるのですがヤマモミジは見当たりません。 樹木園ではない別の場所に植えてあるのです。 北海道の樹木に関して最高峰であるこの場所で、ヤマモミジはいまいち確定した地位を得ていないようです。

このヤマモミジ、イロハモミジ、オオモモジの3つの種(しゅ)についての位置付けは、
・3つの種を独立種と位置付ける見方、
・イロハモミジとオオモミジに分けてヤマモミジをオオモミジの亜種とする見方
・イロハモミジで代表させ、3種をその亜種、変種とする見方、
・3種の基をヤマモミジに置くなど
専門家の間においても見方・考え方が分かれているようなので、そのあたりの事情が当研究所にも反映されているのかもしれません。

参考(3種の分類について) → カエデ類(その4)

2017.10.24
森林総合研究所のヤマモミジ 落ち葉がきれいです。 2017.10.24

 

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