プルーン  袋掛け果実落下

2020.8.29
写真は我家のプルーン。 地面に黄色いものが散らかっています。 これは6月中旬に袋掛けした果樹袋。 7月に入ってから時折黄色い袋は落ちていたのですが、それら袋に入っている果実は小さく、ちゃんと受粉できなかったものか、袋をかけるときに果軸を傷めてしまったものと思っていて、それほど気にはしていなかったのです。

ところが8月に入ると毎日ポロポロと落ち始め、日に10~20個程拾い集めるようになりました。強風が吹いた翌日には30個以上拾っているように思います。
2020.8.29
写真は、それを集めたものです。 持ち上げるとずっしりと重いです。
プルーン450個に袋掛けしたのですが、250~300個くらいは落ちてしまったようです。 これからもまだ落ち続けると思うので、ほとんどは落ちてしまいそうです。
袋を破って果実を見ると、果実表面から出た透明な液体が固まったものがついているものや、透明な液体の塊は見えないものの、果実表面に小さな穴があいているものもあります。 果実を割るとその中はどす黒く、シンクイムシ?の幼虫が出した糞らしきものが出てきます。

昨夏は今夏同様6月中旬に農薬散布をし、その翌日から袋掛けをし、約1か月後の7月中下旬に再度農薬散布をしたのですが、果実の落下は少しで、今年ほどではありませんでした。 今年の果実の落ち方の酷さは、袋掛けをしていないときとあまり変わりません。 昨年と今年の違いは、今年は毎年使っている噴霧器が使えなくなって、例年通りの農薬散布が出来なかった(手動の噴霧器で十分に農薬をかけられなかった)ことも影響しているのかもしれません。 それでも、袋掛けをしてもシンクイムシ(ヒメシンクイムシ)は袋?に卵を産み、孵った幼虫は袋の隙間から中に入り果実に潜ることができるようです。 プルーンは、定期的な農薬散布以外(6月中下旬~9月上旬まで定期的な農薬散布)以外防ぎようがないことが分かりました。

袋をかけてかつ農薬散布をしても果実に虫が入るので、プルーンを作ることを止めようと思っています。 作る甲斐、価値がありません。 その代わりに、果樹で農薬散布などの手間がかからず、それでもある程度収穫できる作物、フドウにしようと思っています。

 

 

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