リョウブ(その2):冬芽

真駒内公園(五輪通正面入り口横)に植わっているリョウブの冬芽です。
003 リョウブ2014.3.29
冬芽(2/5)らせん生であるが、頂芽を除くと、側芽は微小で、ほとんど発達しない。頂芽は円錐形で先がとがり、長さ3~6mmある。芽鱗は灰褐色をし、1~2枚みえるが、冬に離脱しやすく、裸出することがある。(落葉広葉樹図譜)
2枚の芽鱗は早くに落ちて裸芽になる。芽鱗の外れかけた冬芽も見られる。(冬芽ハンドブック)
この写真の冬芽は芽鱗が外れた裸芽のようです。
001 リョウブ2014.3.29
冬の樹姿 真駒内公園のリョウブ 左横はシラカバ
002 リョウブ2014.3.29
リョウブの花は、枝先から10cm~20cmの花穂を数本垂れ下げて咲きます。画面全体に褐色で房状にぶら下がっているものは、リョウブの果実(花殻)です。
028 リョウブ
2013.5.25
この果実(花殻)は新芽が出る時期になっても垂れ下がっています。
<余談>
若葉は戦国時代から食用にされ、ことに令法(りょうぶ)飯と呼ばれて糅飯(かてめし)※1にされた。御嶽の行者の食物として有名である。救荒植物※2として、葉を乾燥して備蓄した。(世界の植物)
リョウブの新葉は天ぷらにしても食べられるそうです。それで、5月下旬、ニセアカシアの花もちょうどその頃咲いているので、一緒に天ぷらして食べてみようと思っています。
※1 糅飯:量の不足を補うため、米に麦・豆・大根・海藻などをまぜて炊いた飯。
※2 救荒植物:山野に自生する植物で、飢饉(ききん)の際に食糧になるもの。ノビル・ナズナ・オオバコなど。備荒植物。

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