サツマイモ

ここ3~4年程、サツマイモのポット苗を近所の園芸店で購入し、6月上旬に畑に植えていました。 毎年、株は病虫害にもかからず順調に育って、10月上旬に掘り上げて収穫していました。 しかし、掘り上げると、スーパーに売っているような細長いイモは2~3本しか採れず、サツマイモというより大きくてグロテスクな丸い塊ができているのです。 味は通常のものと変わらないのですが、やはりスーパーで売っているようなサツマイモらしいイモを収穫したくて、そんなイモで焼き芋をつりたくて、つる苗を自分で準備することにしました。 園芸店でもつる苗は売っているのですが、品質がよくない(葉色が薄く、萎れている、日数が経っている)のです。
それで、パソコンでサツマイモの苗づくりを調べると、
水に漬ける方法や土に埋める方法などがあるようですが、基本的ことして、①芽出しには湿気が高いことと気温を25℃以上保つことが必要とのこと、②植え付ける前に40~50℃のお湯に30~40分ほど浸漬しておくと芽が出やすいことが分かりました。
2023.3.31

それで、実際に行った芽出し方法は、種芋(スーパーで購入したもの)を発泡スチロールの箱にタネまき用の土(清潔な土)を入れて、そこに事前にお湯に浸漬したものを埋め込み、保温のためにビニールで覆いました。それを窓際において芽出しを待ちました。

2023.3.31

しかし、10日以上たっても芽が出てくる気配が全くないので、箸でイモを刺すとすんなりと入っていくのです。腐っていたのです。
発砲スチロールの育苗箱内の温度は陽が照ると30℃になるのですが、また、明け方でも22~23℃はあるのですが、太陽が当たっている時間は数時間で、しかも、毎日太陽が照るわけでもないので、気温は、押しなべて言いうと22~24℃くらいにしかなってなかったようです。 温度が足りなかったのです。 完全に失敗でした。
次に試みたのは、園芸店でポット苗を購入して、その苗を大きくしてつる苗を新たにつくることです。

①4月29日、ホーマックでサツマイモのポット苗を購入
②同日、9cmポットから12cmポットに鉢上げ、ピンチ(脇芽を出させるため)をする。

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2023.4.29   左;購入苗(9cmpポット) 右;12cmに鉢上げ

③室内で育苗
④5月14日、鉢上げ(12cmP → 15cmP)、同日から戸外で育苗
⑥5月27日、畑に定植
⑦6月21日、同上親株から15~20cmに伸びたつる苗を定植。


2023.7.18                                                      2023.8.13
上の写真は、5月27日に15cmポリポットの2株を植えたものです。 8月13日現在では通路まで繁茂してこれ以上拡がるところがないほど成長しました。 さぞかし大きな塊が収穫できると思っています。


2023.7.18                                                      2023.8.13
上の写真は、6月22日に定植した株(4株)
札幌でのサツマイモの植付時期は6月上旬と言われているのですが、今回はそれより2週間以上遅いので、収穫はそれほど期待しませんでした しかし、7月下旬からは本州並みの暑さが続いたので、株の成長は予想以上に良いようです。 イモの出来に少し期待を持ち始めています。

定植時の苗の形状は、長さは15~20cmで、葉は4~6枚付いていてその先端に小さな葉がついている状態(採穂時につる苗の写真を撮らなかったのが少々悔やまれます)。 茎の部分を地面に埋めて、葉と先端部分を地上に出す水平植え又は船底植えにしました。 それぞれの葉柄基部からに細長いイモを作ろうというものです。

収穫は10月中旬と考えています。 サツマイモは苗を畑に植え付けてから約4ヵ月で収穫できるといわれています。 苗取り用の親株(5月27日定植)とつる苗(6月21日定植)では、どのような形のサツマイモが穫れるか楽しみです。

 

 

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