タマネギ(その4) 生育は順調

2022.8.3
写真は、今春、2度目の植付けを5月下旬に行ったタマネギ畑(通常、札幌では5月上旬に植え付ける)。 タマネギ特有の青みがかった緑色の葉が畑を被っています。

⇒ タマネギ(その2)

苗の生育遅れを心配していたのですが、順調?に育っているようです。 今シーズンは6月上旬~中旬にかけて低温期があったものの、それ以降は気温も上がり、雨も例年並み?に降ったので、ここのタマネギ畑にとっても幸いだった
ようです。
2022.8.3
タマネギの玉も順調に大きくなっているようです。大きいもので10cm弱、小さいもので5cm程。 タマネギは成長のピークを過ぎると葉が倒れてくるので、ここのタマネギはまだ成長を続けているようです。 タマネギは、一定の平均気温と日の長さに当たると、玉が肥大するスイッチが入る仕組みになっています。 この気温と日長時間は、タマネギの品種によって異なります。

・極早生種の場合、15度以下で11時間~11.5時間以上の日長で肥大
・中晩生種の場合、15度~20度で13.5時間以上の日長で肥大
・晩生種の場合、20度~25度で14.25時間以上の日長で肥大

極早生種は温度も低く、日長時間も短くて肥大のスイッチが入る、つまり植付後の早めの時期から玉の肥大が始まるので、玉は早い時期に大きくなり、収穫期も早くなる、ということのようです。

ということは、ここの農家さんは、1回目に植え付けたタマネギ品種と2回目に植え付けた品種では当然異なるものを植え付けているのでしょうね。
失敗した1回目はタマネギの玉は少し小さめでも早く収穫したいので極早生種を、2回目は中晩生種を植えているのでしょうか?

<余談>
私自身もタマネギを作ったことがあります。 1回目はタネから育てました。 3月下旬にセルトレイにタネをまいて、6月上旬に畑に植え付けました。 玉は大きくならなかったのを憶えています。 タネをもっと早くまけばいいのかもしれませんが、3月上旬はまだ冬で、気分的にそうはならないのです。 タネをまくのは3月下旬、トマトやピーマンなどと一緒になってしまうのです。
それに懲りて、2回目からは1束20本の苗を2束購入して、5月中旬に植え付けました。 結果は、玉のバラツキが大きく、直径が10cmを超えるような大玉が3~4個、それなりの大きさのものが7~8個、残りは小さい玉でした。 タマネギの栽培はそんなに難しいものとは思っていなかったので、その結果に少々がっかりして、3年程でつくるのを止めました。 上の写真のようにある程度の大きさの粒が揃うように作れない、ならないのです。
大きな玉を収穫するには、植付け時の茎の太さが重要だと言われていますが、苗を購入して植えているので、そこには農家さんとの差はないと思うので、やはり、畑土のつくり方、植え方、肥料の施し方などの技術的な差なのでしょうか?

 

 

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