リンゴ  摘果

2023.6.7
園芸店で苗木を買って今年で7年目になるリンゴ((品種;フジ)です。 樹高は2.5m弱で葉張りは4mはあります。花芽がつくように、植えて4年目から枝を紐で引っ張って横にしています。
リンゴの花が5月中旬~下旬にかけて咲きました。ナシ(洋ナシ)に比べると開花期間は長めです。 そして、花弁がおおよそ散ったころの5月下旬(今年は5月24日)に殺虫剤をかけています(このころから害虫が発生)。
花弁が散ったころに農薬をかける理由:リンゴは虫媒花なので、農薬をかけるとミツバチなどの虫が寄ってこない可能性が高いので、開花最盛期を避けるようにしている。
2027.6.7
5月中旬の開花始めから約3週間経ったリンゴの果実。 果実の大きさは縦が1.5cm、幅が1cm弱くらいでしょうか?
このころ(6月上旬)から摘果を始めます。 リンゴの花は1つのつぼみから数個の花が咲きます。 その中から果実が大きく、茎の太くてしっかりしたものを残します。 多くは中心から出た果実がそれに当たります。 2023.6.7
これは摘果後の写真。
りんごの摘果は、通常5~7月にかけて行います。 摘果の主な目的は2つあって、一つは大きさの揃ったリンゴを育てることと、二つ目は、摘果しないでたくさんの実をつけたままにしておくと、リンゴの樹にとってそれが負担となって樹勢が弱り、翌年花が咲かない実がならない隔年結果という現象が起きるので、それを防ぐために行います。
りんごの果実肥大は、 開花後約1 か月間は細胞数の増加、その後の収穫期までは細胞の肥大によって起こります。 なので、 開花後1 か月の間に養分が十分に行かなかったり、天候不順で細胞分裂が抑制されたりすると、 果実の細胞数が少なくなり小さい果実ができやすいので、摘果の時期は早いほうが効果があるようです。
我家の場合は、5月下旬に花びら散って6月に入ってから摘果をしています。 1回目の摘果は、1個1個の花についた果実をすべて1個の果実にします。 2回目の摘果は、果実の間隔を調整するためのものです。 大玉の品種は1個につき葉数が50~60枚程度、リンゴの間隔は15cm以上空ける等と言われているので、これらのことを考慮しながら2回目の摘果をし、6月20日までには終わらせるようにしています。 その理由は、摘果終了後すぐに薬をかけて袋掛けをするのですが、これをなるべく早くしたいのです。シンクイムシが幼果に卵を産み付けるを防ぐためです。農薬散布後の薬の効いている期間を2週間程度と考えているので、できるだけ1回目の農薬散布から2回目までの期間を短くしたいのです。

これでリンゴに関わる春の一連の作業は一段落です。これ以降の夏場の作業は、来月中下旬の薬かけと、これから出てくる徒長枝の剪定です。

 

 

 

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