ツタウルシ  紅葉

札幌周辺の山々の紅葉もほとんど終わり、山肌に残っている褐色の葉は、ミズナラ、カシワ、クリ、コナラなどのブナ科の仲間のみとなりましたが、紅葉がきれいな樹(ツタ)が一つ残っていました。 ツタウルシです。
2011.10.15
写真は、山鼻川沿いの石張擁壁に生えているツタウルシ。
山鼻川に沿って藻岩山スキー場に通じる道路(九万坪線)を歩くと、山鼻川沿いの斜面には、あちこちにこのツタウルシが蔓延っています。 しかし、きれいに紅葉しているところは少ないようで、日当たりの悪いところに生えているものは全く紅葉してません。

2014.10.7
葉は葉柄の先に3枚つく3出複葉で、3枚の葉の形は、卵形または楕円形で、先は短くとがっています。
2011.10.15
ツタウルシの実。 大きさは5mmくらいで、褐色の小さな実をつけます。 2014.10.9
写真は、地下鉄南北線の石積擁壁上の法面に生えているツタウルシ。 背後に窓の付いた白っぽいものは地下鉄南北線。

<余談>
「ウルシの樹の下を通っただけでかぶれる」という話を聞きます。 ウルシはそれくらい強烈なかぶれ作用があるようです。 北海道にはウルシは自生していないので、その心配はないのですが、ウルシ科で同じ仲間のツタウルシは、住宅近くの自然林に普通に生えているので、かぶれる可能性は十分あります。
当方も樹木の写真を撮る際に知らず知らずのうちにツタウルシに接触している可能性はあるのですが、また、二度程、葉の感触を知るために少し触ってしまったことがああります。 幸いにもかぶれの症状が出ませんでした。 かぶれには耐性があるようです。 かぶれやすい人は気をつけてください。

かぶれについて → ツタウルシにかぶれたら : 1口メモ

 

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